短編
□笑顔イコール恐怖
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うわ〜〜どうしよう、完全に遅刻だよっ!!!!
無駄に広い屋敷の廊下をバタバタと走り抜けて行く、見た目は少年に近い青年が一人。
ボンゴレのドン
沢田綱吉である。
彼はまことに急いでいた。今日はお客様と会う約束をしていたのだ。
(くそっ、リボーンの奴時計のない部屋に閉じ込めて書類整理なんかさせるからっ!!)
グチグチと心の中で小言を言いつつ待ち合わせの部屋に向かい、ガチャっと扉を開ける。
扉の先には
(……え?)
何故かワイワイガヤガヤと野球をしている人で一杯だった。