短編

□秘密でお泊り
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「ごめんね、起こしちゃって……」

シュンと謝る幼なじみに、ニカッと笑顔で返す。

「気にすんなって!まぁ理由は違うけど、俺も実は眠れなくて困ってたんだ。……そうだ!ちろた!一緒に寝ようぜ!」


良いこと思い付いたとばかりに笑顔になって提案する。
ちろたの方はといえばパチクリと目を丸くしていた。

「そしたらちろたも怖くないだろ?」

なっ?と問えば、いいの…?と控えめに返事が返ってきた。

「当たり前だろ!!よし、じゃあちょっと狭いけど、こっち来いよ」


ポンポンと隣を叩けば、チョコチョコと寄ってきて座る。


「あ、ありがと」
「おぅ!!あ、でも暑いよな。俺、下で寝ようか?」


そう聞けばふるふると首を振られ、キュッと服の袖を引っ張られる。

「そっか、じゃあ寝るか」
ボフッとベットに倒れ込むとニヒヒと笑った。


「マモルは、温かいね」
「そうか?むしろ暑苦しくないか?今夏だし得に」
「ううん、そんなことない。むしろ心地好い。安心する」


そっか!
そういって二人は笑いあった。




翌朝、風丸の両親が風丸が居ないことに気づき大騒ぎになった。
守を呼びに来た両親が、幸せそうに寄り添いながら眠る二人を見つけたのは、爽やかな風が吹き抜ける、ポカポカと温かい朝だった。





あとがき
風丸の口調がワカラナイ^P^
確か風丸のことはちろた呼びだったと思うんだけど、円堂のこと、風丸は何て呼んでたっけ?と曖昧なので無理矢理ごまかす←誰か教えてくれないでしょうか

ショタ可愛いよ\(^O^)/

雲の空耳と独り言+α
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