短編

□はじめての温度
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昔からオレには友達と呼べる人がいなかった。

別にイジメられてたわけじゃない。
ちゃんと休み時間に話しをしたり軽く遊んだりするやつも居た。

でも"友達"ではなかったとオレは思う。

だってオレは
ダメツナだから。

勉強は必ず皆の方がよかったし、運動もまるっきりダメ。


「宿題すんの忘れた!!わりぃ、ノート見せてくんね?」
「しゃーねーな」
「サンキュー!持つべきものは友だよなぁ」

とか

「今からサッカーやるんだ。お前もやんねぇ?」
「フッフッフ、ついにオレの黄金の右足が活躍する時がきたぜ!!」
「……………」
「そんな目で見ないで!?」

とか。

周りで笑い合ってる同級生をみると、心にポッカリ穴が空いたような感覚が襲った。

昔からこうだったから、別に今更友達なんかいらないけれど。
オレは一人でも平気だ。
淋しくなんかない。









なんて、強がったことを言っていたのは昔の話。



「十代目ーー!!」



大切な友達ができて。
かけがえのない親友ができて。


「ツナ!!校門までダッシュな!」


これほどまでに、毎日が楽しく、明るくなるなんて。

「ツナ君、行こっ!」


オレは初めて知ったんだ。


「ーーうんっ!!」


友達といると
こんなにも心が温かくなることをーーーー








あとがき

よく分からないですね
すみません……

なんか
昔は一人ぼっちで、でも淋しくなんかないと、いっちょ前に強がってみせてたけど
守護者の皆や京子ちゃん達と触れ合っていくうちに心開く……的な?

うまく文にできない(泣

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