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□そばにいて。
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タクシーの中でまたひとり。
だって相葉さん、また寝るんだもん!
なんで泊まれとか言うかなぁ。
明日仕事らしいし、どーせすぐ寝るのに。
横を見たら窓に寄りかかり眠る相葉さん。
街灯の光が相葉さんを照らしてて、綺麗だった。
もうすぐ相葉さんちだ。
近くなった頃、いつの間にか起きていた相葉さんが、相葉さんちのすこし前のコンビニで降ろしてと運転手に言った。
なんで?と思い、見れば笑顔で言う。
A「お酒買ってこ♪」
どんだけ飲むんだよ!!?
タクシーを降り、コンビニに入る。
相葉さんはそのままお酒コーナーに行って、いつも飲んでるお酒を何本も手に持つ。
A「ニノ!かご!」
N「どんだけ飲むの!?」
かごを持って行ったら、たくさんビールやら入れ出す相葉さん。
『ありがとうございましたー』
コンビニを出る頃には缶ビールなどが入った袋ふたつ。
いっこ俺が持つはめになり、2人でいっこずつ持って相葉さんちに向かった。
なぜか道中相葉さんはご機嫌で、どーしたのって聞いたら、意味不明な応えが返ってきた。
A「ニノと飲めるなぁって」
N「え?さっきまで一緒に飲んでたでしょ?」
A「ちゃんと、飲んでなかったしさあ!」
相葉さんの家につくまで、その足取りは始終ルンルンしていた。
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