Main.short

□小悪魔。
1ページ/1ページ

『小悪魔。』








また。




ほら、あなたはいつも。









O「しょーくん、それ食べたい」


S「これ?…はい」


O「あーん」




口を開けてスタンバイする大野さん。





S「あ、あーん//」


O「……うまい♪」







ああ、ほら。


翔ちゃん照れちゃってんじゃん。





だからあんた
近いんだって、距離。










O「ニノー」




きた。




大野さんはほわほわした空気をまといながら俺のところにくる。






N「なんですか?」



O「かまってー」






珍しい!


いつもは1人でいたがるのに。







N「珍しいですね?(笑)何かあったんですか?」



O「いやぁ?最近ニノかまってくれないから…」





寂しくなっちゃった。


なんて、
可愛く言っちゃうあなたですけど







ズルくない?








翔ちゃんにかまってもらって

相葉さんともじゃれあって

潤くんにも甘やかしてもらって










N「翔ちゃんにかまってもらったら?」





どーせ

俺じゃなくてもいいん
だから。







でもあなたは絶対



「やだ、ニノがいい」



って言うんでしょーね?













O「やだー、ニノがいい。」










ほらね?















N「仕方ないですね…」



O「んふふ…ニノやっぱり優しいね」










優しい?



そりゃあそうでしょ。








大野さんのこと









好きなんだから。










N「どーも」







その瞳が、


俺だけを見てくれたら……






俺しか見られなくなってくれたら……










O「やっぱ俺、みんな大好き」









そんな日はきっと来ない。








俺はその “1人” なんだから………









.

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ