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□綺麗な手。
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『綺麗な手』







「おーのさんの手って綺麗ですよねー」





「なにー、いきなり」









2人きりの楽屋。




突然横で、いたって真面目に言う二宮くんはじーっとオレの手を見ている。







自分の手を見てみたけど、




そんな人と変わんないよー?












「ほら」





オレの手の横に自分の手を寄せて、何故か自分のことのように自慢気に言う。





「綺麗じゃん」






オレの横に並んだ手は、すごく白くて



オレがメンバーより特別黒いってのもあるんだけど






その手は多分メンバー1白くて、ふにふにしてそー。





試しに触ってみたら、
ほんとにふにふにー









「ニノの手は柔らかいね?」





「そーですかあ?」








自分の手をまじまじと見た後に、オレの手を見て、




ひとりでコクンとうなずく二宮さん。








「トランプとか、ゲームばっかやってるからですかね?」






だから柔らかいんじゃないですか?









‥‥そーかもね。














「あー‥‥でも、」















―――ちゅっ









ニノに不意討ちでキスしちゃった。












「こっちの方が柔らかい」



「なっ‥」








急に顔赤くなって、





ニノかわいー









「ねー。今日、ずっとてー繋いで収録しちゃう?」




「ダメに決まってんでしょ。ばか」








fin

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