応用編
□正しく見る
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見るとはなにか?
同じ物事でも違った視点で見れば捉え方は変わるものである。
嫌味をいうという人がいざ仕事となればテキパキ行動してすごいと思ったり。
自分のA君という人間の認識と、他人のA君という認識は違っていたり。
自分が考えている事とのすれ違いを経験したことは誰にでもあるはずだ。
人は心の中のイメージで無意識に物事を歪めて捉えている。
これは大半の人が日常的に行っていることである。
偏見と同じと思うかもしれないが、偏見とは別もので考えてほしい。
例えば、恋は盲目という言葉。すごいかわいい人や美人にいい女というイメージを持つ方は多いと思う。
しかし、いい女というイメージが先行して認識を歪めてしまった方は気づかずとも多いと思う。
一番の問題は、ないことをあると認識することである。
いい女というイメージは自分にとって理想的な女性像を写し出す。
それが事実にはない事を勝手に作り出す原因となっているのだ。
そんな状態で論理的に行動しようとしてもうまくいかないのは当然なのである。
あるがままを見よ。これが正しく見るということ。
自身が見た事実だけがその物事の本当の情報なのである。
歪めて見ることは自分自身にとって甘い幻想を写し出しているだけに過ぎないのである。