Long

□5,戦闘
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しばらくして光が消えると
ハッピーの傷はきれいに治っていた

「はぁはぁ・・・・・」

グレイは大きく肩を上下させて息を吸った

「ナ・・・ツは・・・?」

グレイは霞む視界の中辺りを見渡した

「これで終わりだ!!火竜の煌炎!!!」

ナツは大きな火の塊をエリゴールへ投げつけた

「ぐわぁぁぁぁぁぁー!!!!」

「これがフェアリーテイルの魔導士の力だ!」

ナツは拳を握りしめて言った




「よかっ・・・・・た」

グレイの体がグラリと傾いた

「グレイ!!」

慌てて走り寄ったナツはグレイの体を抱き止めた

「大丈夫かよ!?」

「何とか…な」

グレイは苦笑交じりに言った

「ぜってぇ大丈夫じゃねぇだろ!!無茶しやがって!」

ナツは怒りながら言った

「うるせぇ・・・よ、バカナツ・・・」

グレイはナツに手をかざすと手から光が放ち始めた

「!!やめろグレイ!」

ナツが慌てて止めようと手を掴んだ

「そんな事したらぶっ倒れるだけじゃすまねぇぞ!」

グレイはふるふると首を横に振った

「これ・・・くらいしか・・・出来ない・・・から」

更に光を強めるとナツの傷は綺麗に治っていた

「も、う怪我・・・すんじゃねぇぞ?」

ナツはギュっとグレイを抱きしめた

「馬鹿野郎っ・・・!」

「バカは・・・どっちだよ(もう・・・限界だっ)」

グレイは意識を手放した




グレイっと呼ぶ声を聞きながら

「(ナ・・・ツ・・・)」
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