Long

□5,戦闘
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「な、なんだ?!」

「これは・・・」

「温かい光・・・?」

ナツ、エリゴール、ハッピーが口々に言った

光がおさまると風の牢は無くグレイを光の球体が包んでいた

「何だこれは!?俺の魔法が・・・」

エリゴールは驚いたように声を上げた

「ナツ!俺は大丈夫だから!」

「おう!」

ナツはニカリと笑うとエリゴールに攻撃した

「ぐはっ!」

「反撃開始だくそ野郎」

エリゴールは口元を拭った

「くそっ!てめぇらゆるさねぇ!!」

「それはこっちのセリフだ!こらぁ!!」






「ナツ・・・」

球体の中から心配そうにナツの様子をグレイは見ていた

「グ・・レイ・・・」

「!!ハッピー!!」

グレイが後ろを向くとヨロヨロと歩いてきたハッピーがいた

「グレイ・・・大丈夫??」

「それはこっちのセリフだ!!」

グレイは中に入れとハッピーに言った

「えっ、でも入れないんじゃ・・・」

「大丈夫だ、こっちこい」

ハッピーは恐る恐る球体に触れた
すると、拒絶するでもなく球体の中に手が入った

「そのまま中来い」

グレイの指示でハッピーは球体の中に入った

「ハッピー!ひどい怪我してんじゃねぇか!」

グレイはハッピーを抱き上げた

「よかった・・・・グレイ何ともなくて・・・」

「馬鹿野郎!自分の心配しろよっ!」

ハッピーは薄く笑った

「へへっ、おいら頑張ったよ・・・」

「今治すから喋るな!」

グレイはハッピーに右手をかざした

「グレイ、ありがとう」

「よく頑張ったなハッピー」

グレイがそう言うとハッピーは
弱弱しくはあるが薄く笑った

「(やばい・・・目が霞んできたっ・・・)」

グレイを激しい倦怠感と頭痛が襲った

「くそっ(もう少し持ってくれ!!)」

手から出る光はより一層強くなった
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