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□大好きな君へ
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「こんなもんか」

俺は鏡の前に立ち服装を整えていた
・・・・なんかいつもと変わらないけどいいか
(服装はララバイ編の時の服です)

「・・・・・こんなもん作っちまった・・・」

俺の手の中には赤ピンク青で作られたミサンガがある
ルーシィから前に教わったから作ってみたけど・・・・・

「喜んでくれるかなぁ・・・・」

どうしよう、喜んでくれなかったら・・・
いやいや考えないで置いとこう

俺はミサンガを小さな紙袋に入れてラッピングした

「にしてもナツの奴遅いなぁ」

既にギルドから帰ってきて2時間が経過していた

―コンコンッ

「やっと来たか」

俺は紙袋をポケットに入れると玄関に向かった

「わりぃ!遅くなっちまった」

扉を開けると息切れしたナツが立っていた

「おせぇよ、何してたんだ?」

「ちょっとな」

・・・・・何か怪しい・・・・

「そんな事より行こうぜ!」

「お、おい!待てって!!」

俺はナツに腕を引かれながら家を出た

「で?どこに行くんだ??」

そういえば俺行き先聞いてねぇな・・・

「着いてからのお楽しみだ!!でも、グレイもよく知ってる所だぜ!」

俺もよく知ってる場所??って何処だ??







「着いたぜ!!」

「ここって・・・・」

俺たちが着いた場所は大きな桜の木がある場所だった

「ギルドのみんなで花見してる場所じゃねぇか」

「当たりだ!」

ニカリと笑うナツ

「一先ず座ろうぜ!」

俺達は木の幹に座った

「なぁ、なんでここ選んだんだ?」

もうすぐギルドの皆で来るのに・・・・

「グレイと二人で来たかったんだ!!」

「・・・・はっ?」

こいつ今なんて言った??

「だから、グレイと二人きりで桜を見に来たかったんだ!!」

コイツ恥ずかしい事を普通に言いやがって///

「そ、そうかよ///」

「なぁ、覚えてるか?去年の花見の事」

「あぁ覚えてるぜ」

そりゃあ忘れられるわけないだろ

「俺、あの時グレイに告白してほんとよかったと思ってるぜ」

/////////

「だってあの時のお陰で今こうしてグレイの横にいれるしな」

「・・・・・・れだって」

「え?」

「俺だってあの時ナツに告白されてすげ〜嬉しかった///」

あ〜!!何恥ずかしい事言ってんだ俺///!

「グレイ・・・・」

ナツの顔が見れねぇ////

―グイッ

「おわぁ!!」

「すっげぇ嬉しい!!」

俺はいつの間にかナツの腕の中にいた

「ナ、ナツ///」

「やばい俺幸せすぎて死にそう」

こっちが死にそうだ!!!!

「グレイ」

「な、何だ?」

ナツは俺の目を見た

「これ受け取ってくれねぇか?」

ナツの手には手のひらサイズの紙袋があった
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