Long
□4,戦闘開始
2ﾍﾟｰｼﾞ/10ﾍﾟｰｼﾞ
列車内
ザンッ！
「う、うわぁ！」
「ひぃっ！！」
エリゴールの鎌が座席を真っ二つにした
標的になったカゲヤマは体中から冷や汗を垂らした
「フェアリーテイルのハエ共にララバイを見られて黙って逃がしたのか？あぁ！？
どうなんだカゲヤマ？」
エリゴールのオーラからは怒りが溢れ出していた
「け、計画がバレタ訳じゃないっすよ！！
感づかれたからってこの計画は誰にもとめられやしないでしょう！？」
カゲヤマは必死に訴えた
「っち」
―ガンッ！
「うわぁ！！」
エリゴールの振った鎌はカゲヤマの足元の床に刺さった
「念には念を入れておく必要がある例の計画を発動させるぞ」
「って事はオシバナ駅で！！」
エリゴールはララバイを取り出した
「ハエが飛び回っちゃ行けねぇ森もある」
「「「おぉ！」」」
エリゴールの言葉に全員が拳を掲げた
「さて」
エリゴールは視線を横に向けた
「（このお姫様はいつ目覚めるかな）」
視線の先には席に横たわったグレイが眠っていた