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□元恋人元仲間
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「ん・・・・」

グレイが目を覚ますと知らない部屋の一室だった

「ここは何処・・・・?」

グレイは体を起こすと辺りをキョロキョロした

―ガチャッ

扉が開く音がして見ると紫の髪に白のメッシュが入った男が立っていた

「おっ、目が覚めたんだ」

男はニコリと笑うとグレイの側に寄ってきた

「あんた誰?」

「俺はヒューズって言うんだ、グレイ何も覚えてないのか?」

ヒューズの言葉にグレイは首をかしげた

「何を?」

「目を覚ます前の記憶だよ!」

ヒューズに言われ考えるが
霞がかかったように何も思い出せなかった

「何も思い出せない・・・・ただ、」

「ただ?」

「魔法・・・氷の魔法が使える事と俺がグレイって言う事は覚えてる」

グレイの言葉にヒューズはニコリと笑った

「そっか、氷の魔法使えるか?」

「やってみる」

グレイはそう言うと魔法を使う体制になった

「アイスメイク・・・シールド」

グレイがそう言うと目の前に大きな
花形の盾ができた

「・・・・ありがとうもう解いていいぞ」

ヒューズがそう言うとグレイは魔法を解いた

「なぁヒューズ俺の過去を教えてくれ」

グレイは真っ直ぐヒューズの顔を見て言った
ヒューズは頷きグレイが寝ていたベットに腰掛けた


「実は、俺とグレイは付き合っていたんだ」

ヒューズの言葉にグレイは驚いた顔をした

「そうなのか?」

「あぁ、でも侵入者と戦った時に頭を強く打ってね
記憶喪失になったんだ」

「侵入者?」

「そうさ、金髪の髪と青い髪をした女そして桃色の髪をした男だ」

「そいつら敵?」

グレイの質問にヒューズは頷いた

「あぁ敵だ、あいつらは俺らの国を滅ぼそうと企んでいるんだ」

「俺もその侵入者倒すの手伝う」

グレイの言葉にヒューズは一瞬目を見開いた

「でも、まだ無理しない方がいいんじゃないか?」

グレイは首を横に振った

「平気、それに少しでもヒューズの側にいたい」

グレイの言葉にヒューズはニコリと笑うと
グレイの頭を優しく撫でた

「そっか、じゃあ王様に言って来るから少し待ってろよ?」

グレイはコクリと頷いた

「いい子だ」

ヒューズはグレイの額にキスを落とした

「///!!ヒューズ!!!///」

「あはは!赤くなった顔も可愛いな!」

ヒューズはそう言うと部屋から出て行った








「やっば〜まじで記憶ないじゃん」

ヒューズは廊下でボソリと言った

「まっ当たり前か、バイロが作った薬飲んだししかもかなりの魔力抽出しても
まだあんだけ魔力残ってんのかよ」

ヒューズは先程のグレイの魔法を思い出した

「すっげぇな滅竜魔導士って・・・それにしても・・・」

「まじでグレイ好みだ、本気で俺の物にしよ」

ヒューズはニコニコしながらファウストの元に向かった
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