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□ラクリマ
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「あれが、マグノリアの皆・・・」

「そ、そんな・・・」

誰もが目の前の光景に言葉が出なかった

「国王様だ!!」

視線を上に上げると大きく腕を広げたこの国の王が
ラクリマの前に作られた台に立っていた

「エドラスの子らよ、我がしんせんなるエドラス国は
アニマにより十年分の魔力を生み出した」

国王の言葉に誰もが歓喜の声をあげた

「何が生み出しただよ!!奪ったくせに!」

「落ち着きなさい、オスネコ」

「共に歌い、共に笑いこの喜びを分かち合おう」

「「うぉ〜!!!!」」

「(こいつらおかしい・・・)」

ナツは辺りを見渡し思った

「エドラスの民にはこの魔力を共有する権利があり
また、エドラスの民らが未来を築くのに必要不可欠
誰もわが国から魔力を奪えない!!!」

国王は続けて言った

「そして、我はもう一つの膨大な魔力を手に入れた」

「もう一つの膨大な魔力??」

国王の言葉にウェンディは?が浮かんだ

「これだ!!」

国王の指差した方にあったカーテンが外された

「!!あれは!」

「う、嘘・・・」

「あれは、天から降りてきた者じゃこの者は内に膨大な魔力を秘めておる
この者の魔力を使えば我がエドラス国は100年は誰でも自由に魔力を使うことが出来る!」

国王の言葉に国民は更なる歓喜の声を上げた

「そ、そんな・・・」

ルーシィは手を口に当て驚いたように言った

「何で・・・何で・・・」

ナツはギュッと拳を握った

「どうしてそこにいるんだよ・・・グレイ・・・」

カーテンの奥にいたのは変な装置にいれられた


グレイの姿だった―


END
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