novel 1
□再会
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その日の夜
どうやら俺の昼食から少量の毒物が入っていたらしい
仲間間での裏切りはありえないために部外者が入り込んだのだろうと
しかしそれも考えにくい
さっき述べたようにここは人里離れた山奥
侵入者なんてそうそう簡単に入ってこれるわけが無いし
この組織の人間はそれぞれが普通じゃない
誰か気付くはずなのだ
(まぁ気付いていてもそれを隠していることはあるが)
最低一人このことを事前に知ることができる人物がいるはずなのだがそのひとは触れないでおこう
では次になぜ俺が狙われたのか
誰でも良かったのかもしれない
たまたま俺に当たっただけなのかもしれない
でも相手はこんなところまでこれるような人間
ターゲットがいるなら確実に狙いを定める事ができただろう
狙われる理由はありすぎて困る
そういう組織だ
…さっきから組織の話しかして無いな
じゃあ俺が組織に入る前の話を少ししようか