novel 1
□再会
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人気のない山の中
そこにある古民家
あまりおおっぴらにはできないがそこに組織があるのだ
自分もその一人としてそこに住んでいる
昼食だっただろうか
組織専属のコックの料理が広間に並び、時間になるとそこで食事が始まる
彼の腕は一流でかなり貧乏の育ちだった俺には最初戸惑いもあったものだ
(日がかわっていないのなら)今日の昼食もいつも通りに始まった
料理を自分の口へと運ぶ
何事もなく噛んで飲み込む
すると何か違和感を覚えた
胃がむかむかして気分が悪くなっていきそのまま――――