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広間ではクロロがアリスが来たことを感じ取り、読んでいた本を閉じた。


「来たか。」

「え、誰が来たの?」


と、シャルナークが問う。

だが、その問いにクロロは笑うだけで答えない。

今広間にはクロロとシャルナークしかいない。

アリスは絶をしていた。

もちろんフェイタンと会った時もだが、

本当はクロロにもシャルナークにも来たことはわからないはずだった。

だが、クロロはアリスに関しては反応が半端なくいい(←






バタンッ


『クロロ、来てやったんだけど...あ、シャル久しぶり。』

「あぁ、アリスか、久しぶりだね。団長にでも会いにきたの?」

『クロロが呼んだから...』


と言い、クロロのほうに行く。

正面まで来ると腰を下ろす。


『で、なんで呼んだわけ?』

「次に狙うお宝でいいものがないか聞きたかったんだ。」

『じゃぁ、電話でもこの間でもよかったじゃない。』

「この間は疲れてたみたいだったし、団員もお前に会いたがってたからな。」

『そうか...』


みんなが自分に会いたがっていたと聞くと仕方がないと思うアリス。

というより嬉しい。

自分もみんなに会いたいと思っていたからだ。


「俺も会いたかったんだよ、マチとかパクとかも。」


シャルナークも口をはさむ。


『うん、私もみんなに会いたかった...』

「今みんな、仕事に行っていて今夜帰ってくるはずだから。」

「その時にいい話を聞かせてくれたんでいい。」


その後は三人で他愛無い話をして夜まで過ごした。



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