CCC
□お茶会
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あの衝撃的(?)な出会いから約二ヶ月が経った。
あれから何回かメールのやり取りをした後に(結構仲良くなった)お茶に行こうと切り出した。
そして今日こないだとは違う街の喫茶店で待ち合わせをすることに...
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喫茶店内...
私はマチを待っていた。
まだ約束の時間まであるしゆっくり本でも読んでいよう。
今日はミドリとお茶する予定だったのに、シャルが喚くから遅くなってしまった。
ミドリとは二ヶ月まえに知り合ってメールや時々電話をする仲になっていた。
このことは蜘蛛のみんなには言ってない。
てか、言うほどのことでもない。
楽しみにしていたというのにシャルのバカのせいで...
なんでも、次の仕事の下調べを団長に頼まれたらしいけど、偽物の情報ばかり掴まされるらしい...
それくらいで喚かないでほしい...
さて、下がった気分を上げにいこうか。
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とあるカフェ前......
「ごめん、遅くなった。」
『いいよ、何頼む?』
普段から敬語の私もタメ口で話す。
マチにそうしろって言われたから…。
「とりあえず、コーヒー頼む。」
そう言って前の席に座る。
なんだか機嫌が悪い??
『何かあった??』
「なんで?」
『少しピリピリしてるから。あ、詮索する気はないのよ。』
ひとつため息をついた後マチはしゃべりだした。
「私、最初盗みに美術館行ってただろ?あの時は一人だったけど、仲間もいるんだ。」
『へぇ(知ってるけど)』
「その中の一人が情報が集まらないって言って騒いでて、で来るのが遅くなったんだけど…。」
『そうだったの。よければ私が集めようかしら?これでも何でも屋だから。』
「本当?でも…。」
『うーん、今回はお金はいらないから。仲良くなった記念ということで。』
情報を提供したところが襲われたら、蜘蛛だということが確定するし。
「それは悪いからそいつに金は出させるよ。お願いしてもいいかい?」
『もちろん。私も手こずるかもしれないから一週間。一週間だけ時間頂戴。』
「わかった。」
さぁ腕が鳴りますね。
あのシャルナークが探し出せない情報
引き出してやりたい
そこからは楽しくお茶を楽しんで別れた。
女の子同士のお茶はいいな。
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