BBB
□不本意ながらのドッキドキデート
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遂にやってきてしまった...水曜日が。
毎週水曜日はやってくるって??!
今日は特別なんだ!!
なんてったってあのクロロさんとお出かけですよ...。
羨ましいって??
かわってやろうか??
一昨日の月曜日にまた店に来て、しかも最後の三十分...。
その時に今日の10時に迎えに来るといわれて待ってるのだが...
(ちなみにその日は杏仁豆腐食べて行った)
怖いよう怖いよう怖いよう。
まだあと十分あるけど落ち着かない。
選択を誤ったら死ぬ。
なんでこんなことに...。
ここのこと教えたやつ絶対殺ってやる!!!
(殺れるもんなら殺ってみて byシャル)
そしてついに五分前...奴はやってきた
「おはよう、なかで待っててくれたんでよかったのに。」
『おはようございます、ルシルフルさん!!こちらまで迎えに来ていただいているのですぐに行きたかったので。』
(すぐに行って帰りたい)
「じゃ、行こうか。」
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『ここがアトール美術館かぁ』
私たちの目の前には大きくてきれいな美術館。
こっちに来てからはいつもいっぱいいっぱいだったからこういうとこに来るのは初めて。
クロロさんとでければもっと楽しめたのに...。
「結構いいとこだね(目ぼしいものは今のところないが)」
『そうですね(何か盗むのか?)、この絵画とかきれい。』
隣にクロロさんがいるが、楽しまないと不自然だし、せっかく来たので(頑張って)楽しむことにした←
「そうだね、あっちの土器とかもいいものだと思うな。(あれは欲しいな)」
『うーん、ああいうものはよくわからないんですよね...。』
「思うんだけど、いつまで敬語で話すの?」
『え?だってお客様ですし。』
てかタメ口なんて叩けねぇよ!!!!
それこそ死んじゃ...
「今は違うだろう。」
にっこり笑ってるけど、目が笑ってねぇぇ
『うぅ、わかった。』
「うん、ちなみにクロロでいいよ、ルシルフルさんってなんか俺じゃないみたいだし、ねカグラ?」
えぇぇぇぇぇ
心の中じゃクロロさんだけど、口に出してって....。
『じゃクロロさんで....。』
「うん、まぁそれでいいよ。」
それでもまだ不服なのか!!!
クロロとか呼び捨てになんてできるわけないでしょ!!!!
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