短編色々
□桜蘭『光邦』
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『名前ちゃん!ケーキ食べる〜??』
笑顔がとても可愛らしい目の前に居る「埴之塚 光邦」は、
私のひとつ上、
高校3年生だ。
身長148pに
大きな瞳。
おまけにいつも可愛いウサギのぬいぐるみを持ち歩いている。
「いただきます♪♪」
『じゃあココ、ど〜ぞ*』
とても高3には見えない。むしろ年下でもおかしくはないような…。
『いっただっきまーす』
可愛い、、
高3に見えないとか
そんなこと
どうでもいいか。
私も食べよう♪
「いただきますっ」
その後すぐ、
ハニー先輩がこっちを見上げて言った
『そのケーキで良かったかなぁ?』
その時私は、
初めてビターチョコのケーキを食べているのだと気付いた。
「…珍しいですね、ビターなんて…」
まさか。
そんなはずはない。
だって、今まで、、
隠してきたんだから。
『甘いの苦手でしょ??』
ニコッと笑う、
本気に可愛い男の子。
彼に隠し事なんてできないのだろう
だから…
この気持ちもばれてるんですね、
大好きです−…