短編集
□花畑
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「私がケガをして困ってるところに、白馬の王子様が駆け付けてきて私をお姫様抱っこで抱えて助けてくれる、なんて絵空事は言わない。
私がケガをして困ってるところに駆け付けてくれるのが王子様なんて、これっぽっちも思っちゃいない。
だって、王子様なんてこんな腐った世の中にはいないもの。
でも、王子様なように颯爽と現れて私を助けてくれる、そんな男性は現れてくれるかも知れない。
そう思わない?」
なんて絵空事を言う君の脳内はお花畑。
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