TVXQ☆story
□ユチョンの誕生日
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「ただいまー。疲れたぁ。」
夕食を済ませ、順番に風呂に入り、今日のスケジュールがハードだったこともあり、みんな早々とベッドに入る。
明日も朝が早い。ただ、ユチョンだけはなかなか眠れないようで、ベッドサイドの灯りで本を読んでいる。
(明日は誕生日だなあ。もうジェジュンヒョンとユノヒョンと同じ歳か…。明日、みんな何かいしくれるのかなあ♪)
今日1日、ユチョンの機嫌がすごく良く、テンションが高かったのは、ずっとこれを考えていたからなのだ。
毎回メンバーの誕生日には、それなりにパーティーのようなものを開き、お祝いしてきた。今日他のメンバーがそんな話をしている様子はなかったが、きっと何かしてくれる。それが楽しみで仕方ないのだ。
気になりだすと、とことん気になる。誕生日前日の今日、メンバーに聞いてみようか、と仕事中何度も思った。が、サプライズを望む気持ちから、聞くのはやめた。
それと、聞かなかった理由はもう一つ。前日だというのに、あまりにもメンバーの様子が普段と変わらな過ぎる。
(まさか、忘れられてる…とか?)
こう思ったりもしたが、共に歌い、踊り、生活まで一緒にしている仲間、家族を信じてみようと思い、この考えはすぐに消し去った。
「まあ、明日になればわかるし。おやすみ。」
誰に言うでもなく、小さく呟くと眠りに落ちた。