TVXQ☆story
□僕の居場所…
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(僕はほんとにこの世界でやって行けるのか?
ヒョンたちとは違いスカウトで入った僕にはどんな歌手になりたいとか…そんな夢みたいなものはないし…
きっと厳しいオーディションを通ってここまで来たヒョンたちにはそれなりの夢や目標がある。
それを夢も目標もない僕が邪魔しているんじゃないか…
僕が抜けた方がヒョンたちにとっていいんじゃないか…。)
毎晩寝る時間になってベッドに入ると考えてしまうこと。
最近は永遠にこればかり考えてしまってほとんど寝てない。
(ユノヒョンは家族だと言ってくれたし相談もしていいと言ってくれた。…なんだかわからないけれど、このままじゃ自分がダメになりそうだ…。
誰かに聞いて欲しい…でもこんなこと相談なんてしてもいいのか…?)
少し前までは、寝室もユチョンとジェジュンで1部屋。そしてジュンスとユノ…それと僕で同じ部屋だった。
でも毎晩眠れないのが続いて…みんなに心配かけたくなくて僕から寝る時は1人がいいと言った。
ヒョンたちは嫌な顔など一切せず、
「わかったよ。チャンミンはまだ若いもんな〜。1人で寝たいよな。今度の休みにでもチャンミンの寝室の引越しだ。」
そんな風に言ってくれた。
嬉しかった。ヒョンたちは友達以上の存在だと実感した。けれどそのヒョンたちの夢の邪魔をしているかもしれない…。そればかりが僕の脳みそを支配していた。