〜雪のアルコバレーノ〜
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「みんなーっ!」
フゥ太達の危機を救ってくれた獄寺君 武 了平君に駆け寄る綱吉君
獄「10代目!」
武「何か久しぶりだな」
了「オス!」
それぞれ軽くだが挨拶を交わす
フ「ツナ兄〜っ!怖かったよーっ!」
ツ「大丈夫だったか?って イーピン怪我してんじゃん!戦ったの!?」
イーピンを心配する綱吉君におんぶをねだるランボ
路上に寝転がるランボを見て綱吉君は呆れる
「お前、頭ん中にリングひっかけて…………」
その横で 獄寺君が文句を言う
獄「俺には全く理解出来ないっスよ!何でこんなアホにリングが!」
武「まーまー いーじゃねーか まずは無事って事で」
了「しかし思ったより骨のない連中だったな 楽勝だぞ!」
了平君が言うと リボーンが反論した
リ「そいつは甘ぇぞ こいつらはヴァリアーの中でも下っ端だ 本当に怖ぇのは………」
『あの変態ムッツリ達だよ』
敬香が酷い事を言うとリボーンと私は気配を感じた
リ「『来る/ぞ…!』」
次の瞬間 闇に包まれた上空に 1つの影が
それは ツナたちがいる道の脇の高台に降り立った
そして 静かに言う
レ「………………お前達がやったのか」
黒い衣装を身に纏い 細い棒のようなものを背中にたくさん備え付けた男
名はレヴィ・ア・タン雷撃隊の隊長
通称ムッツリ(名付け親敬香/え)
彼の突然の登場に驚くツナ達
だが彼は ランボだけをみて言った
レ「雷のリングを持つ俺の相手は………パーマのガキだな」
その殺気に ランボは綱吉君にしがみつきながらゴクリと唾を飲む
レ「邪魔だてすれば、皆消す。」
レヴィは背中の棒を握った
相手が戦闘体勢に入ると察した獄寺君 武 了平君は ぐっと身構えた
で
私は…
『(ま まだ殺ちゃ駄目……)』
切れそうな理性と戦っていた
その時