雪のアルコバレーノ2

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チ「3経過しました。」

チェルベッロが言う中、ベルが獄寺君に話し掛ける。



べ「嵐の守護者の使命って知ってる?」


獄寺君の方は、ベルのナイフ裁きに驚くばかり。

気流を読む、という言葉にも驚きを隠せないみたい。


ベルが言ってる嵐の守護者の使命、それは……




べ「常に攻撃の核となり、休むことのない怒濤の嵐

俺には出来るけど、お前には出来ないね。」


にっこりと笑うベルに対し、獄寺君は焦りの表情を見せる。

そんな隼人に、シャマルが一喝。


シ「何つっ立ってんだ。立ち止まるな、隼人。」


立ち止まれば……



キラキラキラ………
カカカカ!



ベルのナイフの餌食になる。


獄「ふざけやがって!」


ボムを取り出す獄寺君に、降り注ぐナイフの雨。
それをかろうじて避けてる。


獄「くそっ!これじゃあ攻撃に移れねぇ!!」


その様子を見て、レヴィ、マーモン、スクアーロが言う。


レ「隙のない、流れるようなナイフ裁きで相手の一切の攻撃を封じる。」

マ「この風の中でこんな事出来るのはベルぐらいだよ。」

ス「はんっ!」

獄「ちくしょう!撃てねぇ!!」


獄寺君は一旦引く事らしい。
ベルの目が届かない死角に入って、策を練る。


壁にダイナマイトを取り付けて、全速力で走る
その間にも、ベルのナイフが獄寺君の足に傷を付けている。



ヂヂヂ…
ドン



ゆっくりと獄寺君の後を歩いて追っていたベルの視界が、爆風で覆われる。

でもベルは、余裕な態度を全く変えずに。


べ「爆風に乗じて隠れたつもりかよ。隠れんぼだぁ〜い好き♪」



不気味な笑みを浮かべる。
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