雪のアルコバレーノ2

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「なっ……なんだ?」


ヴァリアーだけじゃなくて 獄寺君達も驚いてた

この姿の綱吉君を見るのは初めてのようだ


獄「だ誰だ?」

了「まさか…」

山「ツナ?」


綱吉君の炎は サーキットの外の金具を溶かしていた

それを見て ベルがスクアーロに言う 

べ「聞いてなかったぜ スクアーロ あんなバカでかい炎を出せる奴がいるなんて」

スクアーロなベルの質問には答えず何を考えている

すると 綱吉君が呟く

ツ「いくら大事だって言われても…ボンゴレリングだとか 次期ボスの座だとか……そんなモノの為に 俺は戦えない」

やっぱり綱吉君は何処までもマフィア向きじゃないのが分かる

が 次の瞬間 視界の端に それまで無かった人影が1つ映る

『………?』

ツ「でも 友達が……仲間が傷付くのは イヤなんだ!!」

『…ザンザス?』

「ほざくな」

直後に聞こえる音は 昔聞いた事があるこの音…

ザンザスが攻撃する時の音―…

『綱吉君!』

でも遅かった

ドッ

ツ「がっ!!

うわああ!!!」

殴られ 飛ばされた綱吉君

獄「10代目!」

山「ツナ!」

ツ「く…うう…
あっ!あれは…!!

XANXUS!!」

綱吉君の叫んだ方向
給水塔の上 そこにはザンザスの姿

気づいた綱吉君は
ザンザスを真っ直ぐに見上げる

ザ「なんだその目は…
まさかおまえ
本気でオレを倒して後継者に…掟を継げるとでも思ってんのか?」

睨み返すザンザスその顔は恐ろしく歪んでいた

ツ「そんなことは 思ってないよ…

オレは ただ……!この戦いで
仲間を誰一人失いたくないんだ!!」

ザ「!そうか……てめぇ!」

何かに気づいたのか
ザンザスの手に光が集まっていく

バッ

チ「XANXUS様いけません!

ここで手をあげては!リング争奪戦の意味が!!
拳をお収めください!!」

止めようとチェルベッロが近づいた瞬間

ザ「うっせえ!」

ガッ

チ「「!!」」

『チェルベッロ!!』

攻撃を受け飛ばされたチェルベッロは血を流し倒れた

ザンザスの行動に驚きながらも私はチェルベッロに所に向かう

『大丈夫かチェルベッロ!?』

呼んでも苦しそうに呼吸するだけ…

『クソッ…!』

私は自分の手から特殊な炎を出し
 怪我の所を治す

『これでよしと…』

でも暫くは十分で動けなさそうだ


敬香がチェルベッロを直している間にも
結果は出ていた

チ「今回の守護者対決は 沢田氏の妨害により レヴィ・ア・タンの勝利とし
雷のリング並びに大空のリングは ヴァリアー側のモノとなります」

ツ「え!!?」

綱吉君を始め 戸惑う並盛メンバー

だけど 大空のリングはチェルベッロに奪われ ザンザスの元へ

チ「ルールは私達ですので」

給水タンクの上に立つザンザスは チェルベッロから綱吉君のリングを受け取り1つにはめる

ザ「これが此処にあるのは当然の事だ 俺以外にボンゴレのボスが考えられるか」

………ジョットザンザスに継承認めるの?

とりあえず後ろにいたジョットに話しかける

ジ「(んな訳あるかバカ)」

『(うっわバカ言うた
ってかザンザス血引いてるの?)』

ジ「(引いていない)」

『(ダメやん)』

ジ「(だが引いていないのは次期に分かる
それより問題なのは…)」

『(問題は?)』

ジ「(ボンゴレIX世が本部に居ないことだ)」

『(……は?いやこれやっているの9代目でしょ)』

ジョットいきなり何を言ってくれる

ジ「(いやボンゴレIX世に似ている奴はいるが
あれは本人じゃない超直感が告げているからな)」

『(……また何かありそうだね)』

ジ「(そうだなとにかくこれが終わるまで油断するなってことだ)」

『(はいはい)』











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