□咎
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俺の腕の中に咲く、一輪の綺麗な花。


それはそれは美しい、一輪の綺麗な毒花。



この花がこのような咎を受けるのはその美しさ故か、それともその毒故か。





『咎』






あの日


ある過激派攘夷志士達を大勢検挙した―――――沖田さんが暴れまわり、その身に大量の血肉を浴びた日。



自室に戻った沖田さんに着替えをときれいな着物を持って沖田さんの自室に行くと、座り込んでいる赤黒い背中が目に入った。



今日は相当暴れたなぁ。そう思いながら、少し開いた襖の外から声をかける。


沖田さん、と。


声をかけた途端、肩が跳ねた。


そのまま様子を伺うようにそうっと向けられた眼は、何も見てはいなかった。


 
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