ポケスペ鬼倒回想録
□第二十一話 始まりの風は終りに如く
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本当にたまたまだった。
クリスと光覧に出かけた帰り、ゴールドとばったり会った。
とても急いでいるらしい。
が、一人じゃ心細いからと私を半分引きずる形でまた光覧の光の都に行くはめになった。
春風そそる梅雨の時期。
クリストの話と分かれ、新たなゴールドの世界へとはいっていく…………。
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「はぁはぁ……金龍さん!そんなに急いでどこへ行くんですか!?」
「黙ってついてこい」
目の前には光覧の主上がいる浄都宮がある。
まさかそこへ行くと言うのか!?
『え……ちょ……ちょっと!!』
「俺はこの門をくぐって会いに行く」
『誰に!?』
「おう」
にこっと笑って衝撃発言。
「俺の親にな」
『お………親ぁぁぁぁああああああ!!?』
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