ポケスペ鬼倒回想録
□第四話 鬼狩り
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白夜はブルーやブラックなどに付き添われて家の中に入った。
中に入ると案外広く、生活も十分できる。
涼しい風が中まで入ってきて、白夜の髪をなびかせた。
「風がここまで入ってくる………」
「風通しがいいだろ?」
聞いたことのない声がして白夜はとっさに身構えた。
「ほら、警戒されちゃいましたよ」
「無鉄砲にもほどがある………」
その後ろからも声がしたため、白夜は後ずさった。
「悪い悪い……」
「「「「レッド(さん)!!」」」」
「れっど……?」
またの異国語で白夜は目を点にする。
よく思えば、さっきブラックがレッドって言ってた気が………。
「もしかして……さっき言ってた人?」
小声でブラックに聞いた。
「そうだよ。あの人がボス」
「俺はレッドだ。新しく来たんだってな。よろしく」
「俺はグリーンだ」
「僕はイエローです」
だいだい色の神の男と美しい金髪の女性?が出てきた。
そのあとからぞろぞろと出てくる。
「えっと私は白夜と言います。残月から来ました。えっと………よろしくお願いします」
「白夜か。それって白によるって書くの?」
「はい」
レッドは一冊の本を取り出した。