ポケスペ鬼倒回想録

□第六話 法度制度の鎖
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もう黄羅が出て行って数刻が立った。







ここで療養し始めてから一日が長く感じてきたが静かにしてないと黄羅に怒られる。






「ただ今戻りました。なにも変わりないでしたか?」






「ああ」







黄羅が大きな桶を運んでくる。








「鮭?」








太った大きな鮭が一匹のっていた。







「僕が釣ってきたんです。今すぐ料理します
ね」








「悪いな、迷惑掛けて」








罰の悪そうに頭をかくと「とんでもない!」と首を横に振った。





手慣れた手つきでさばいていき、塩をまぶし焼いていった。





香ばしいにおいが家じゅうを駆け巡る。





白米とみそ汁をよそり、焼いた鮭を皿にのせて俺の前に置く。




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