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□テリトリー
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コンサートが終わった。
皆からの声援は相変わらず大きくって、この疲れも無駄じゃなかったな…と思えるコンサート。
V6のファンは、一番マナーがよくて、一番声援が大きいと確信できたコンサート
そして、今まで隠してきたことを、言おうと決心できたコンサート。
俺は5人に風呂を譲り、そんなことを思っていた。
「岡田ー、風呂あいたよ。」
「おん、わかった。」
俺は剛くんに返事をし、着替えを持って、お風呂へ行った。
「あぁーっ…疲れたわー」
やっぱりお風呂は気持ちいい。
少し顔を沈めて遊んでみる。
「ぷはぁっ!!…って子供か。」
そんな下らないことを少しやって、お風呂から上がろうとした。
「あちゃーっ…」
俺は、うっかりタオルを持ってくるのを忘れていた。
「剛くんしかいない…か。」
少し躊躇ったが、剛くんしかいないので、剛くんにタオルを取ってもらうことにした。