ー翳の回廊ー

見つけてしまいましたね…?

※注意書※
表に置けないダークな短文、または大人向けテイストな短文を衝動的に載せています。
暗い話や過激な表現が苦手な方、うっかり迷い込んでしまった貴方は速やかに宴の広間までお戻り下さい。
◆蕾花(小十政) 

「あ…ぅ…小十郎…もう…っ」

「まだ終わりではありませんよ若。私をきちんと満足させて下さい」

床に四つん這いになる幼い主を、小十郎は冷酷な表情で組み敷く。

「…ぅ…無理じゃ…!」

獣のような姿で小十郎の男をくわえ込まされ、政宗の膝は崩れそうになる。

しかし、思わず倒れそうになると、すかさず小十郎の平手打ちが政宗の臀部を襲う。

「うああっ!!」

屈辱的な扱いに歯噛みするものの、今の政宗には小十郎に抗う術はない。

「まだ分かりませんか?貴方は多少の知恵はあるものの、未だ非力な子供なのです。敵を籠絡する手段は、多く知っていて損はない」

「だからと言うて…こんな…!」

「幸い若は美しい。上手くすれば、その体で国一つ買える程に」

白い胸を愛撫しながら、小十郎は政宗のうなじに口づけを落とす。

「はぁ…っ…」

「ですが、美しいだけではまだ足りません。これからは男を誘惑し、虜にするだけの技を身につけて頂かねば」

「んっ…うぅっ…!」

小十郎が緩やかに腰を揺らめかせると、政宗はそれだけで達してしまいそうになる。

しかし、そうなる前に小十郎の手が政宗の絶頂を阻んだ。

「あうっ…!」

「まだ駄目です。言ったでしょう?敵を虜にするには、まず己より相手の快楽を優先しなくてはなりません。先に達するなど以ての外です」

「ひっ…!」

そう諭しながらも、小十郎の手は政宗の胸の飾りを強く摘んで弄ぶ。

「あ…んっ…それ止め…!」

「此方を慣らせば後ろの感覚も発達します。今後の為にも鍛えておきましょうか」

「いやああっ…!駄目っ…小十郎!!小十郎っ…!!」

「おや、胸を弄られただけで達きそうなのですか?しかし、私の方はまだ物足りませんよ」

「駄目…だめっ…もうだめじゃ…っ!!」

生殺しの状態に、まだ成熟しきらぬ若い体が悲鳴を上げる。

そんな政宗の様子に、小十郎は少しだけ表情を和らげた。

「仕方のない人ですね」

ふっと笑うと、握った政宗自身の根元は押さえたまま、小十郎は先端をぐりぐりと指で苛む。

「あっ…!厭あ…っ!!!」

政宗が泣きそうな顔で手を退けようとするが、小十郎は更に全身を揺さぶるようにして隘路を往復する。

「こうすれば、より中が引き締まって少しは早く終われますよ」

「ひっ!あっ…あっ…あっ…止めてぇっ…!!」

壊れそうな衝動に、政宗は桜色の肌を震わせる。

「良いのですか?動かなくてはいつまで経ってもこのままです」

「厭ぁっ…でも、もうっ…」

「胸をこんなにも尖らせて、いやらしい子供ですね。それに小さな此方も懸命に勃たせて」

「んあぅ…触るなっ…ああっ…ああっ…ぁんっ…あああーっ…!!!」

執拗に急所を責める小十郎が僅かに握る力を緩めた隙に、政宗の中から解放された奔流がそのしなやかな指を汚した。


「あっ…ううぅ…」

政宗は弛緩した体を、ぐったりと小十郎に預ける。

しかし小十郎は、呆れたように幼君のまだ小さな性器を摘んだ。

「ひんっ!!」

「困りましたね、自分だけ先に達してしまうとは」

「ば…馬鹿め!貴様がわざと…っ」

「言い訳は無用。酷いお仕置きをされたくなかったら、もう一度最初からやり直しです」

「ひ…人でなしっ!!」

「何とでも言いなさい。貴方が一人前の傾城になるまで、何度でも躾て差し上げますよ」

涙目で抗議する政宗を床に組み敷きながら、小十郎は悪魔のように唇の端を吊り上げる。

元より幼君の体を取引に使うつもりなど、小十郎には毛頭ない。

この可愛い主を、罰と愛情の枷によって自分好みに仕立てる機会を得た幸運。

「ふふ…可愛らしいですよ、私だけの若」

愉悦を噛み締めるように、小十郎は政宗の首筋に情痕を残す。

その日、明け方を過ぎても政宗の部屋から洩れる啜り泣きが止む事はなかった。

2013/06/09(Sun) 21:54

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