ー翳の回廊ー

見つけてしまいましたね…?

※注意書※
表に置けないダークな短文、または大人向けテイストな短文を衝動的に載せています。
暗い話や過激な表現が苦手な方、うっかり迷い込んでしまった貴方は速やかに宴の広間までお戻り下さい。
◆続・食わず嫌い(孫政) 

「あっ…ふっ…あぁっ…!」

政宗が孫市に初めて犯されてから一月…

以来孫市は、毎日のように政宗を抱きに来る。

「はぁ…最高だぜ政宗。俺とした事がすっかり夢中になっちまった」

政宗の中に入り満足そうに息を吐く孫市に、政宗は嫌悪の情を隠せない。

「…下衆めが…っ」

怒りを顕わにして政宗は孫市を睨むが、孫市は相変わらずへらへらと笑うだけだった。

「つれないねぇ…まあそうでなきゃ落とし甲斐がないけどな」

「…ひっ…!?」

「お前あの時初めてだった割には、もうすっかり俺の体に馴染んでるぜ?」

「…ん…んんっ…!」

政宗の耳朶を甘噛みしながら、孫市はゆっくりとその体を味わう。

「うああっ…!!」

「ホントこんな極上の体、今まで試さなかったなんて勿体ねーよな」

心の底から残念そうに、孫市は溜め息を吐いた。

「ぅっ…貴様のようなならず者…直ぐに追い出してくれる…!」

「出来んのか?暗殺は俺の十八番だぜ。お前の大事な身内が、ある日突然いなくなる事になるかもな」

「何処まで卑劣なのじゃ…!!」

「卑劣で結構だね。それに脅されてるって前提の方が、お前も燃えられるだろ?どんなに乱れても、無理矢理されてるんだって言い訳出来るもんな?」

「な…に?」

「強がんなよ。俺にここ犯されると、気持ち良くて仕方ねーんだろ?」

「ひあっ、あうぅっ…!!」

ぐるりと腰を旋回され、政宗はびくびくと体を揺らす。

「見ろよ、前はびしょびしょだ。中身は別の生き物みたいに、こってり絡みついて来るぜ」

「っあぁ…!止せっ…!!」

「言ってみろよ。ケツ振りながら、気持ちイイって」

「…っ…黙れっ!ん!?んぐっ…!!」

孫市を睨みつけようとしたその時、政宗の唇に陶器の縁が押しつけられる。

喉が焼けるような感覚が走って初めて、政宗は強い酒を口に流し込まれた事を知る。

「ぐっ…ごほっ…!な…!!うっ!?」

飲み下せずに咳き込んでいると、孫市は政宗の口を塞ぐように唇を重ねた。

「んっ…む…んんっ…んーっ!!」

濡れた舌で口腔内を愛撫され、苦しさのあまり政宗は注がれた液体ごと孫市の唾液を嚥下する。

「はあ…はあ…はあっ…」

政宗が液体を余さず飲み込んだのを見届けると、孫市は漸く唇を離した。

「はぁ…っ貴様…何を……」

「ああ、お前がもっと愉しめるように、な」

孫市は意味あり気に笑うと、再び乗り上げるように政宗の内部を掻き乱し始める。

「あっ…!…ふぁっ…はぁっ…あああっ!?」

孫市が動き始めると同時に、政宗の唇から驚愕の色を含んだ切ない声が洩れ始める。

「…あ…ふっ…んっ…あっ…ひあっ…あ゛ああっ!!」

頃合いを見計らって孫市が腫れ上がった胸の果実を弾けば、政宗は魚のように反り返った。

「効果抜群だな、ほら素直になれよ」

「あああっ!!」

「く…きつっ…。薬が効き過ぎたかな、食いちぎられそうだ」

微かに顔をしかめながらも、孫市は気持ち良さそうに腰を使う。

「うあっ…やっ…あっ…ああっ!!止めっ…動くなぁっ…!!」

「そいつは無理だ。それにな、ちゃんと抜かないと後で大変な事になるかも知れないぜ?かなり強力な薬を強い酒で飲ませたからな」

「んっ…ひっ…あっ…ぃああっ!!」

「いいぜ政宗…そのままブッ飛んじまいな。もし狂っちまっても、俺が最後まで飼って遣るよ。お前は一生、俺専用の『女』だからな」

「やっ…あああっー!!!」

愛しい女にするように、白い胸元に食らいつく孫市の声。

しかし、その声は最早政宗の耳には届いていなかった。

2013/05/30(Thu) 19:20

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