鬼小姑日記
伊達家中心短文。
特に鬼の傅役が幅をきかせている世界です。
◆餅はついてもつかれるな
幸村:政宗殿、あけましておめでとうございます!
三成:来て遣ったぞ。
兼続:政宗ぇ!今年こそお前に義と愛の精神を教え込んで遣ろう!!
政宗:帰れ。キリッ+
幸村:そんな、政宗殿!
政宗:正月は忙しいのじゃ!!貴様らに構っている暇はない!もとい、貴様らに食わせるおせち料理はないわ!!+=3
三成:政宗の奴、少しやつれてはいまいか。それに鬼気迫る迫力があるぞ。
幸村:そういえば…所帯やつれでしょうか、お労しい。
兼続:可哀想に、どれ私が寝床まで抱いて行って遣ろう。
政宗:フーッ!!触るな馬鹿め!!=3
今儂は陣中餅の餡作りに忙しいのじゃ!!台所とは男の戦場なのじゃぞ!!
兼続:何、ずんだ餅だと?+
政宗:あ、しまっ…!!
兼続:そうと聞いては食わずに帰れぬな!!よし、私も作るのを手伝って遣ろう!!
幸村:では、我々は餅つきでもお手伝いしましょうか!
三成:俺は食うのを手伝って遣る。
政宗:(三成は無視じゃ)…ふ〜む、本来なら本国へ強制送還する所じゃが、貴様らも手伝うというのなら馳走して遣らぬでもない。
幸村:えっ、本当ですか!?///
政宗:うむ。実は餅をこねる係の者が不足しておってな。
兼続:そうかそうか、そんなに私が必要か♪いつでも嫁に来ると良い!
政宗:ボソッ。何せ小十郎がつく係だと、皆相方をしたがらぬからな…
クルッ、))
兼続:…政宗。
幸村:政宗殿、
三成:邪魔したな。
政宗:え、ちょっ!?
三成:やはり、正月は家で寝て過ごすものだ。
兼続:ちょうど読みかけの本があるのだ。
幸村:私は家の柱で懸垂でも。
政宗:く…待て、逃がすかっ!!=3
ビュオッ=3=3
小十郎:一つついては殿の為!二つついては殿の為!三つついても殿の為、チェストオォーッッ!!ブン=3ブンブン=3=3
不義トリオ:這拍oたあぁ!!そして餅つき歌怖っ!!
政宗:小十郎、良い所へ!!この生けに…いや此奴らが餅つきを手伝いたいそうじゃ!
幸村:政宗殿、今生け贄って言いかけませんでしたか!?
三成:言った、確かに言ったぞ!
兼続:不吉な予感満載だな!よし、国へ帰ろうっ!!
這買Yドンッ=33
兼続:狽ィおっ!?
幸村:これは…大臼!!
三成:しまった、退路を断たれたか!
小十郎:ほほう、今年はこのお三方が餅つきを手伝って下さると?それは良かった、ちょうど相方が故障…いえ、体調不良で下がってしまったので困っていたのですよ。
幸村:えっ…いえあの、実は私餅米恐怖症で。
三成:俺も、臼と杵恐怖症なのだよ。
兼続:コホン、私も餅つきだけはしてはならぬと、母の友人の夫の主人の親戚が…
小十郎:それはそれは、大変ですね。しかし苦手を直す良い機会です、ぜひとも皆様ご参加下さいませ+
幸村:いえ、ですから…
小十郎:はい?
三成:俺は…
小十郎:ぜひ、
兼続:私は…
小十郎:ご、参、加、下さい+
ギラリと輝く阿修羅の瞳に、三人は走馬燈を見たという。。。
2014/01/06(Mon) 07:45
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