混沌の間
混沌が吹き荒れている…(p_-)
危険思想者な禍津が、思いつきで危険な妄想を呟きます。
ちょっとマニアックな武将ストーリーもあり。
◆薫衣香
ダダダダダダ=!!!
ザッパーン!!!バシャバシャバシャバシャ…!!!ΣΣ∵
幸村:うわーん!!!
ゴシゴシゴシゴシ…!!!!=33
シュバッ=Σ
信之:どうした幸村?!!
幸村:うわ〜ん!!ゴシゴシゴシゴシ=Σ
信之:どうしたんだ幸村!ああ、そんなにこすって…!お前の綺麗な肌が赤剥けてしまうぞ!!
幸村:良いのです兄上!私など…!私の肌などどうなっても…!!
信之:駄目だ幸村、大切なお前の肌が赤剥けてしまうなど、私には耐えられない!!
幸村:うっ…うっうっ…!ぐすん、ぐすん、、
信之:どうしたと言うんだ幸村、普段冷静なお前がこんなにも取り乱すなんて。
幸村:ううっ…!政宗殿が…政宗殿が…!!
信之:Σ何?あの生意気小悪魔に苛められたと?!許すまじ…イタチ政宗!!!
幸村:兄上、ダテです。伊達政宗殿です。
信之:おのれミンクめ!!
幸村:ダテ殿です。
信之:あのフェレットが…!!
幸村:兄上。
どちらかというと私、政宗殿はオコジョだと思います。ちんまり可愛い雪の妖精です+
信之:そうか、幸村。ならば私はお前の意見に従おう。
…それで幸村、あのオコジョに何をされたというのだ?
幸村:………先刻の事です。いつもの如く外で筋トレしていたら、思いがけず政宗殿が通り掛かり…嬉しさの余り私が駆け寄ったら、、
信之:うん?
幸村:政宗殿が、政宗殿が、、…
『幸村、汗臭い』………と!!!泣
信之:Σ何だと?!
幸村:『汗臭いと言うか男臭い…むしろ磯の香りがする』…とまで言われてしまいました…!!!うわーん!!
信之:何と許せん!毛皮にしてくれる!
いやその前に、幸村の汗はお花の香りだと訂正させて来る!!=33
幸村:えっ、お待ち下さい兄上〜っ!!
〜〜〜〜〜〜
くのいち:…てな事がありまして。
政宗:Σフーッ=!!誰がオコジョじゃ!!もとい、皮など剥がれて堪るか!!
くのいち:大〜丈夫♪換毛期終わったばっかりで可哀想だからって事で何とか説得しましたから♪
政宗:Σ儂に換毛期など無いわ馬鹿め!!!
くのいち:え〜?それじゃ、年中冬毛とか?
政宗:夏毛も冬毛も生えるかっ!!
くのいち:え〜?じゃ、毛繕いはどうやって?
政宗:毛繕いなどせぬわ!!!
小十郎:シュインッ=3
そうです。政宗様の毛繕いは、全て私の仕事DETH 。
政宗:小十郎、黙らぬか。
……して、幸村の忍よ。儂にそれを聞かせて何とする。
くのいち:フォローして頂けると助かります+
幸村様が泣きながら引き籠ってるから湯殿使えないし、信之様が出刃包丁研いでるから台所使えないし、ストレスで昌幸様は下駄投げしまくるし♪
政宗:何と居心地の悪い家じゃ…。
小十郎:正にカオス、でございます。
くのいち:ま、そーいう事なんで。責任取って下さいね、政宗さん♪どろん=☆
政宗:あっ、Σ待たぬか貴様ーっ!!
〜〜真田屋敷湯殿〜〜
コンコン、
幸村:…入ってます。
政宗:入り過ぎるとふやけるぞ、幸村。
幸村:Σまっ…、政宗殿!?/// ガララッ=3
政宗:忍から聞いた、よう分からぬが儂のせいで苦労をかけたようじゃな。
幸村:い、いえ!そのような!
政宗:もう良い、上がれ。
幸村:し、しかし…!
政宗:良いから来てみよ、貴様に渡す物がある。
幸村:えっ…?
政宗:早う来ぬか!
幸村:は、はい!
ふわ…
幸村:…って、脱衣場から良い香り、、?
政宗:ふん、
幸村:私の着物の下に香炉…これは政宗殿が?
政宗:うむ、儂が調香した薫衣香じゃ。
幸村:えっ?
政宗:以前香にハマった時に作ったのじゃ。なかなか思うようには出来なんだが。
幸村:藤の香りに似ていますね。
政宗:儂の名前、藤次郎に因んでな。
幸村:政宗殿の香り…
政宗:この香りは嫌いか?
幸村:いえ、、上品な深みがあって甘過ぎず…微かに色香もある香りー…私は好きです。
政宗:そうか、気に入ったのならこれも遣ろう。
幸村:あ…
政宗:香袋じゃ。袂にでも入れておけ。
…もとい、、儂は潮の香りも決して嫌いではないぞ。
幸村:政宗殿……/// ジーン…v
政宗:(これで信之に削がれずに済みそうじゃな…)
幸村:政宗殿…
政宗:な、何じゃ…?
幸村:好きです。
政宗:へっ?
幸村:愛しています、政宗殿…!!ガバッΣ
政宗:ぎゃっ!待て、何処を触っておる!
幸村:大丈夫です。私はたった今、風呂場で全身を清めて来ましたから!
政宗:?!ちょっ…?大丈夫な訳あるか!それに儂は風呂など入っておらぬぞ!!
幸村:政宗殿は無用です。政宗殿は元より芳しいお花の香りですから+
政宗:そんな訳あるか!!は、離せ!離せ、はな…Σあっ/// んっ…ん…!!ΣΣあーーっ!!!//// ビク、ビクッVv
グツグツグツ…
くのいち:ありゃ?信之様、今夜はお赤飯ですか?
信之:ああ。
…そうだ、今私は手が放せないから、代わりにちょっと役所で婚姻届けを貰って来てくれないか?
くのいち:信之様〜、この時代にまだ婚姻届けも市役所も無いです+
(完。
2014/07/21(Mon) 21:59
[コメント書込]
[戻る]
[TOPへ]
[カスタマイズ]