鬼小姑日記
伊達家中心短文。
特に鬼の傅役が幅をきかせている世界です。
◆頂点
小十郎:此処にいる方々は、皆様強者揃いですが、、やはり、この世に怖いものなど無いのでしょうか?
信玄:あるよ?儂、芋虫嫌い。
氏康:俺ぁ雷だけは苦手だぜ。
利家:この世で一番怖ぇのは…貧乏だろ。
幸村&高虎:確かに……しんみり。
秀吉:嫁さんだけにゃあ頭が上がらん!
孫市:俺は完璧過ぎる自分の魅力がマジで怖…
三成&清正&正則:おねね様!
左近:饅頭。
三成:左近、ウケを狙うな!
慶次:束縛とお説教。
兼続:確かにお前には命取りだな。
成実:俺、火事。
政宗:儂は常々小十郎という存在が…
小十郎:はい??にっこり、
政宗:嘘デスゴメンナサイ。
小十郎:悪い子は食べちゃいますよ?
政宗:ひーん!
そっ、そうじゃ!小十郎には怖いものはないのか!?
小十郎:ふふふ、私にとって殿の可愛らしさ以上に恐ろしいものなんて……
喜多:ザッ、=3
小十郎?もう今日の分の鍛錬は終わったのですか!?
小十郎:這狽ムくっ。姉上…!!
政宗:プッ…そういえば小十郎にも苦手な物があったな( ●艸`)=3
小十郎:ギニューッ!=3
政宗:這狽「たっ、痛たたた…!!えーん、主虐待反対じゃー!!(泣)
喜多:二人とも、何をじゃれているのです+
…弛んでいるようね、再教育して差し上げます!!=3=3
小十郎:あ……姉上、その構えは!?!!
政宗:き、喜多!!儂は関係ないのじゃ!!
喜多:主従は一心同体、連帯責任です!ご覚悟ッッ!!+
ギャースッッ!!##=3=3
綱元:えー…つまりは、この世の怖い物の頂点は『姉』という事でしょうか。
謙信:謙信にとって、毘沙門天と姉上は…絶対+
投票多数で、怖い物選手権は姉の優勝となりました。
2013/04/29(Mon) 13:51
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◆長谷堂の一幕
政宗:最上の伯父御から援軍の要請が届いたのじゃが…如何にするべきか。
小十郎:徳川殿には無闇に兵を動かすなと言われてますし、こっちも結構いっぱいいっぱいですよ。
政宗:ああ、分かっておる。じゃがな、今最上には里帰り中の母上がおるのじゃ。
小十郎:ええ、知ってます。しかしながら殿、援軍を遅らせて上杉最上の共倒れを狙えば、我が伊達家が所領を広げるのにも有利になるかと。
政宗:分かっておる!しかし戦場の近くには母上が…!!
小十郎:それは何て言うか…もう良いんじゃないでしょうか?
政宗:え?え?良いってまさか…
小十郎:殿、何事も諦めが肝心ですよ☆
政宗:諦め!?いや、ちょっ…小十郎?
小十郎:人の一生なんて夢幻の如くです。一度生まれたらどんな人でも必ず死…
政宗:見殺す気満々!?!!(●□○;)
小十郎:まさか殿の御母君を見殺すだなんて…まあ援軍が間に合わなければ事故も有り得ますけどね♪
政宗:援軍遅らせる気満々じゃろ貴様!?
小十郎:そもそも殿に母上なんていましたっけ?私の記憶が確かならば、殿は花から生まれたお花の妖精ですよ。
政宗:誰がそんな物の怪じゃ!!///=3
小十郎:…っていうか…っていうかあのアマ昔私の可愛い殿に毒なんて盛りくさって血縁ってだけで殿に心配されて第一誰よりも殿を愛して理解しているのは私ですよ私?ああもう殺っちまおうかそうするか…(ここまで息継ぎナシ)
政宗:…怯))
小十郎:いっそ上杉に便乗して山形城襲っちまうか、いやそれとも…‖‖‖(←鬼の形相)
政宗:こ、小十郎小十郎!
小十郎:ハッ
殿、何でしょう?にっこり+
政宗:すまぬが小十郎、儂は父を殺し弟を斬った…それ故、唯一残った身内である母上の事だけは何としても助けたいのじゃ…!!うるるん…+
小十郎:ズッキュン、///
殿…しかし、それでは殿の天下は遠のきます。そんな生半な覚悟で天下を取れるのですか?
政宗:ああ、甘い事を言っているのは分かっておる。貴様が儂の為を想うて苦言を呈してくれておるのもな…
じゃが小十郎、其処を推して頼む!!
小十郎:殿…。
政宗:それに儂には貴様がおる。今好機を逃しても、貴様がおる限りまだ幾らでも挽回の機会は巡ってくると思っておるのじゃ!+
小十郎:殿っ…!!///ぎゅうっVv=3
政宗:ぐえっ…!
小十郎:もう、殿は仕方ありまちぇんね〜援軍出すのは今回だけですよ??///
もう…可愛い可愛いVv可愛い可愛いVv
政宗:きゅ〜っ///
小十郎:可愛い可愛いVvすりすりすりすりすりすりすりり///
政宗:ブルブルブルブル))(…何とか母上の命、拾ったのじゃ…;)
身を呈して母を庇った政宗の活躍により、無事義姫の命は救われ…
この時の小十郎の血も涙もない鬼発言はその後伊達家の語り草になったという。
2013/04/18(Thu) 21:42
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◆可愛いお誘い♪
政宗:伯父御〜Vv
援軍出してくれなのじゃ!ついでに土地もくれなのじゃ〜♪
義光:はっはっはっ、全く愛い甥っ子だぜ♪
秀綱:アンタ目ぇ覚ませって。
義光:あんだよ秀綱。
秀綱:良いですか殿、殿は良いように利用されてますよ。
義光:何言ってんだ、俺は可愛い甥っ子に慕われてんだぜ!
秀綱:どの辺が?
義光:あ?そりゃ、文通したり、援助頼まれたり、嫁の実家狙われたり……ん?
秀綱:…。
義光:えっ、あれ…?
秀綱:もう一押し。
義光:ハグは嫌がるし撫でようとすれば逃げられるが、それでも政宗は俺に懐いて………いや、、俺もしかして政宗に慕われてねーんじゃ…?
秀綱:よし、よく気づいた!
義光:ショボン……俺、実は政宗にあんまり好かれてなかっ…
小十郎:ヒュッ=3いいえ、そんな事はございません!!
秀綱:這買Mャッ!!鬼来た!!
義光:片倉、何用だぁ?
小十郎:何用だとはご挨拶ですね。義光公へ、殿からの手紙をお届けに上がったのですよ。
義光:何!?
小十郎:殿はああ見えて無類の照れ屋にございます。いつもツンツンして全く心を許す様子がないのも、実は敬愛する伯父様を前に照れているからなのですよ。
義光:!!
秀綱:嘘をつけ。キッパリ+
殿、騙されてはなりません!あの小悪魔が殿に懐いてるなんて、全くの大嘘ですよ!!
義光:///え?Vv
秀綱:狽ワさかのデレ顔!?
小十郎:ふふ、鮭延殿は疑り深くていらっしゃる。しかし義光公にはお分かりの筈…政宗様が本当は最上の伯父様を心から慕っているという事を。
義光:んっ…まあな///デレッv
秀綱:簡単に騙されてる!!
小十郎:殿はいつも大好きな義光公の話ばかりされるのですよ?
日頃義光公への態度が格別に悪いのは、親しみの表現なのです。父輝宗様が亡くなってからは、他に頼れる相手もなく…寂しさから義光公にじゃれているのですよ。
義光:ああ、それくらい分かってるつもりだぜ+
小十郎:流石は義光公、器が大きくていらっしゃる♪
秀綱:片倉殿…一体何を企んでるんですか?
小十郎:企むなどとは心外な。ただお遣いに来ただけですよ。
義光公、此方の書状をどうぞお受け取り下さい。
義光:ん。おお、何々…
『親愛なる伯父御へVv
この度孫市の作った新式銃が完成した故、ぜひ伯父御にも見て欲しいのじゃ!つきましては明後日、一人丸腰で国境近くまで来て下さらぬか?儂の愛情こもった極上はらこ飯を作って待ってるのじゃ!
政宗より☆』
政宗ぇ〜///しょうがねぇ奴だぜ♪結局政宗は俺が好きなんだよなぁ♪♪デレデレ、
秀綱:いや…まさか行く気ですか殿!?死にますよ!確実に死にますよ!?
義光:は?何言ってんだお前?
秀綱:良いですか、「新式銃」「一人」「丸腰」…この単語から奴の狙い丸分かりじゃないですか!!駄目ですよ、行かせられません!!
小十郎:チッ…
秀綱:ほら、舌打ち!!=3
義光:何興奮してんだ秀綱?
小十郎:……義光公。
殿は『大好きな伯父御が来てくれないと、儂寂しくて泣いちゃうかも…くっすん、☆』と、潤んだ子猫の瞳で申しておりました。
義光:這這狽ユしゅーっ///=3=3
秀綱:湯気出た!!!
義光:うおお…待ってろ政宗ぇ!!今行くぜえぇ!!!!!///
秀綱:這泊メてーっ逝くな!早まるなあぁー!!
小十郎:…ふっ。
危うく国境まで突進しそうになった義光だったが、家臣全員に体当たりで止められて何とか命拾いをしたという。
2013/04/12(Fri) 22:33
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◆伊達家の大事件
政宗:…小十郎。
小十郎:は、
政宗:今日呼び出したのは他でもない…あの噂の真相についてじゃ。
小十郎:噂?
政宗:そうじゃ。
この度目出度く貴様の妻が身篭もった訳じゃが…それについて、儂は信じ難い話を耳にした。
小十郎:と、言いますと。
政宗:何でも、もし生まれて来る子が男子だったら、片倉自ら殺そうとしておる、などという……ゴクリ、、
は…ははは!!無論儂は信じてなどおらぬぞ!下らぬ噂じゃ!いくら貴様でも斯様に非道な
小十郎:ああ、それが何か?
政宗:……は、、、?(●Д○;)
えっ、いや冗談であろう?
小十郎:冗談とは、何がです?
政宗:え?ちょっ、よもや貴様、本気なのではあるまいな!?!!
小十郎:本気というか…まあ生まれ次第に殺りますが。
政宗:這這狽ワ、待てえぇーっ!!!!!
ちょっ、貴様!何で斯様な恐ろしい事!!
小十郎:え、だって若殿にはまだお子がありませんし。
政宗:何故其処で儂が!?!
小十郎:若を差し置いて私が子供を作るなど、おこがましい事ではありませんか。
政宗:儂は一向に構わぬ!!!
小十郎:そうはいきません。まして若が家督を継いで間もないこの大事な時期に生まれて来ようなどという空気の読めない赤子は我が子に非ず…!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…+
政宗:空気を読まないという点については貴様も同様かと思うが…。そもそもする事してるから子供は出来る訳でー
小十郎:今、何か仰いましたか?+
政宗:ブン、ブンッ=))
小十郎:コホン、
兎に角この大切な時に、雑事に煩わされる事があってはならないのです。
政宗:ざ、雑事か…;;いや……そうか、成る程な…。
小十郎:?
政宗:小十郎、貴様はきっと案外子煩悩なのじゃな。それ故貴様は、今は子が持てぬなどと言うのじゃ。子が出来れば可愛くて、仕事に身が入らぬと思うておるのじゃろう。
この政宗、貴様の忠義受け取ったぞ。だが小十郎、貴様の子とあらば儂の子も同然じゃ!気兼ねなく立派な男児を産むが良い!
小十郎:ジーン…///
若…いえ、殿…。
政宗:儂は伊達家の当主じゃぞ?家を背負って立つ者が、赤子の命一つ背負えぬなどとは侮らぬ事じゃ!
小十郎:いつの間にやら大きくなられて…小十郎は感無量です。
政宗:ふん…///
小十郎:しかし、殿は一つ思い違いをされておりますよ。
政宗:な、何!?!!
小十郎:小十郎が子を持たぬ本当の理由は、我が子可愛さに仕事に身が入らぬからではありません。
政宗様がお可愛らしい故です。何度考えても、これから生まれて来る子がこの先政宗様を超える事は決してありません。
政宗:ばっ、馬鹿を申すな!!///
小十郎:いいえ、誠でございます。如何に我が子が可愛いものでも、殿の大切さ愛らしさにはかなわない。故に私は、生まれて来る子に十分な情を注ぐ自信がないのです。
政宗:う……うぅ…///なれば…ボソボソ…///
小十郎:殿?
政宗:なれば、儂がその分その子を愛して遣るわ!!それなら貴様も文句はなかろう!!つべこべ言わずに産むが良い!!///
小十郎:ふふ……
殿、どうして貴方はそんなに可愛いのでしょうね。
ギューッVvスリスリ))チュッ、チュッ///
政宗:じゃから、いつまでも儂を子供扱いするでないわ!!///
こうして無事生まれた子は後に重綱と呼ばれ、政宗の寵愛を一身に受けた。
その時「どうも初めから脅威になるような予感がしていた…やはりあの時にしっかり殺って置けば良かった」と、父景綱が一人呟いたとか呟かなかったとか。
2013/03/31(Sun) 12:37
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◆伊達の豆まき
小十郎:今日は節分ですね、では豆を撒きましょうか。ジャラ…))
政宗:ハッ
待て、小十郎!そのまま撒いては勿体ない!!後で拾えるよう豆は殻ごと撒くのじゃ!!
小十郎:流石は殿、無駄がありませんね。
政宗:当たり前じゃ!!豆は後で料理に使うのじゃ!そして撒くのは儂の係じゃーっ!!+
小十郎:殿、どうしてもご自分でやりたかったんですね。
政宗:べ、別にそんな事ないわ!///
さあいくぞ!鬼は〜内!福は〜内!∴=3
鬼は〜内!福は〜内!鬼は〜内!∴∴=3=3
綱元:おや若、『鬼は外、福は内』ではないのですか?
政宗:綱元…貴様は追い出して欲しいのか?
綱元:はい?
政宗:貴様をはじめ、当家には鬼が何匹もおる。が、それは皆身を粉にして伊達の為に尽くしてくれる鬼共じゃ!故に儂は鬼を嫌わぬ!!無論福も逃さぬがな!!+
…プイ〜ッ///=3
綱元(※鬼庭):政宗様…ホワン///v
なでなで))
義姫(※鬼姫):シュバッ=3
政宗〜VvVvむぎゅむぎゅ〜///
小十郎(※鬼小姑):殿ぉ〜!!!///すりすりすりすりVvVv
成実:鬼三匹大集合か…
這狽チて何か寂しっ!!!
構って〜!俺の事も鬼成実って呼んでくれよォォ〜!!(T□T)
ひしっ=3
政宗:ぷぎゅ〜っ///=3=3
くっ…潰れるわ!!離せ馬鹿鬼共めがーっ!!!!!
撒いた大豆はその後殿の手によって豆ご飯となり、皆で美味しく頂きました。(小十郎談)
2013/02/03(Sun) 21:16
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◆小動物と鬼二匹
喜多:小十郎。お前、子供は好きですか?
小十郎:いえ、うるさくて不条理で面倒臭いので嫌いです。
喜多:では可愛い小動物は?
小十郎:それは…嫌いではありませんが。
喜多:ならば、まあ大丈夫です。
小十郎:?
~〜〜〜
梵天丸:(●ω・)ちょこ〜ん、
小十郎:↑と、いう流れで姉に押しつけられました。貰って下さ
綱元:嫌です。どうして私が。
小十郎:私はまだ育児経験もない十代の若者ですよ?責任ある子育てが出来る自信がありません。下に兄弟もいませんし。
綱元:一応私も末っ子ですけどね。
小十郎:ええ。けれど私は姉を通じて、綱元殿の事も兄のように慕っております。
綱元:それはどうも。私もあなたを弟のように思っていますよ。
小十郎:ありがたいお言葉。
…では、綱元殿。ついでに若の面倒も宜しくお願い致します。
綱元:何故。
小十郎:僭越ながら、私は若を弟のように思っているのです。ですから、私を弟のように思って頂いているのなら、若も綱元殿の弟分という事になります。
綱元:はい?
小十郎:末弟の面倒を見るのは、長兄の役目ですよね?+
綱元:何ですか、その身勝手極まりない理屈!?
小十郎:でなければ、綱元殿なら若と親子でもおかしくないお年ですから、兄弟が駄目なら親子という形でも
綱元:はぁ、…頼み事と見せかけて喧嘩を売りに来たのですか。なるほど。
小僧、容赦しねーぞ+
小十郎:綱元殿、それは誤解です。ただ私は純粋に育児を押しつけようと
綱元:帰れ。
小十郎:そんな事仰らずに。
ほら若、綱元殿にいつものあれをやって見せて下さい。
綱元:?
梵天丸:トテテテテ…=3
小十郎:はい、お座り!
梵天丸:ストン、=3
小十郎:お手、おかわり〜!
はい、良く出来ましたね〜))ナデナデ
梵天丸:ゴロ〜ゴロゴロ♪///
綱元:……。
小十郎:どうです、ちゃんと躾済みですよ?
綱元:ええ。実に見事な調教っぷりですね。
小十郎:どうです、この子。欲しくなったでしょう?
綱元:……ええ、そうですね。こんなにお利口で愛らしい若様ならば、お預かりするのも悪くはないかも知れません。
ナデナデ))
梵天丸:ゴロゴロ///
小十郎:誠ですか?それはありがたい!
綱元:…ですが、片倉殿。若のお気持ちは如何でしょう?ちゃんと考えた事がありますか??
小十郎:…!!
梵天丸:小十郎…儂はいらない子なのか…?悪い子か…?
小十郎:狽ムくっ、
…違うのですよ若。若はとても良い子です。ですが私にはそんな若を立派な当主にお育てする自信がありません。
私は何の後ろ盾もない神社の小倅です。それに比べて綱元殿の鬼庭家は誰もが認める格式ある家柄。家中では未だに竺丸様を次期当主にと推す声も多い…ですから若は綱元殿に後見になって頂くのが一番幸せなのです。
梵天丸:…小十郎…。
綱元:随分しつこく食い下がって来ると思えばそういう事ですか。
そんな理由ならお断りします。時間の無駄ですからね。
小十郎:な…っ!?
綱元:片倉殿、分かりませんか?若にとって、何が一番の幸せなのか。
梵天丸:小十郎…キュイ〜ン。
小十郎:っ…!
……若、我が家は貧乏ですし、忙しい時に構ってくれるお爺ちゃんお婆ちゃんも居りません、若には寂しい思いをさせるかも知れませんよ??
梵天丸:こくん、
小十郎:それでも良いのですか?
梵天丸:ぎゅ〜っ…(●ωT))
小十郎:買LュンッVv
若!!私が間違っていました、一緒に家に帰りましょう!綱元殿に若のおやつを頂いてから!!
梵天丸:おやつ〜♪
綱元:這狽ィやつ!?出すなんて一言も言ってないのにこの人図々しいっ…!!
彼はきっと大物になる…後に鬼庭綱元はそう語ったという。
2013/01/30(Wed) 19:51
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◆イカとヤンデレ
兼続:頼もう!頼もーうっ!
政宗:何じゃやかまし…這狽チて兼続!?儂の城に何の用じゃ!!
兼続:おお、政宗!!上がらせて貰うぞ!!
政宗:断るっ!失せよ馬鹿め!!
兼続:時に政宗、お前の母上はおられるか?お会いしたいのだが。
政宗:喋りながらもズカズカ上がるな!何故貴様が儂の母上に会わねばならぬのじゃ!!=3
兼続:私達の将来の事を考えると、どうしても会っておかねばならんだろう+
政宗:私達って何じゃ!?儂の将来に貴様は全く関係ないじゃろ!!
兼続:義姫様!義姫様はおられるか!!
政宗:聞けえぇ〜!!=3=3
義姫:ひょこっ、=3
あら、何の騒ぎ??
政宗:這舶齒纓ちゃったー!!!(●□◎)
兼続:おおっ、こちらが政宗のお母上であられるか!
なんとお若くお美しい…どう見ても母というより姉君にしか見えませぬ!+
義姫:まあ、そんな本当の事を…ふふふ♪
政宗:母上!!騙されてはならぬ!そ奴はっ…
義姫:買sクッ、騙す…?
あら、政宗は私が若く見えるというのはお世辞だと言うのかしら…??(+ω+)
政宗:這買rクゥッッ!!
いっ、いえ違います!!母上はいつまでもお若くお美しいです!!+キリッ
義姫:ふふふ…政宗は本当に素直で可愛い良い子ね…また昔みたいに一緒に寝ましょうかVv
政宗:そ、そればかりはご容赦を…;
義姫:冷たいのね…お人形みたいに寝たきりになれば、ずっと私と一緒に居てくれるのかしら…。
政宗:ひっ…!!
兼続:はっはっはっ、実に仲の良い幸せ親子だな!
政宗:這狽サう見えるか!!!?(●□T))ガクブルガクブル
義姫:そう、私達はとっても仲良しなのよVvあなた良く分かってるのね…♪
兼続:いやはや、笑顔まで可愛らしい方だ。あなたとならば私も上手くやっていけそうな気がする+ニッコリ
政宗:秤スじゃそのタラシ風笑顔!?まさか狙っておるのか!?母上狙っておるのか!?
そういえば奴に美男子という設定があったのをすっかり失念しておったのじゃ!ただの変態イカじゃと思っておった!しまった、母上が危ない!!
兼続:義姫様、これは土産の越後布と笄です。どうぞお収め下さい+
義姫:あら…v
政宗:満更でもなさ気!?!?
兼続:さて、義姫様。今日伺ったのは他でもありません!必ず幸せにすると誓います!義姫様…いえ、『お義母様』ッッ!!政宗を私の嫁に下さ…
義姫:這買Jッキィィーン!!這+
兼続:キラーン+
政宗:泊ナったああぁーっ!!これは大きい!!!
義姫:イカ野郎が…(超低音ボイス)私の可愛い可愛い可愛い×100、政宗を欲しいだなんて、一千万年早いわ!!!
ねぇ、政宗…?ニッコリ+
政宗:え…ええと…;
義姫:けれどその可愛さを利用して他家の家臣を誘惑するなんて、政宗はいけない子だわあ。
政宗:ゆ、誘惑だなどとは心外な…!!///あんな変なイカのような物体、儂は知らぬ!
義姫:いいえ、問答無用よ+
さあ、こちらにいらっしゃい…たっぷりお仕置きしてあげる♪
政宗:ギクッ!
あう……こっ、小十郎おォーっ!!!這(泣)
変態イカとヤンデレな母に振り回されて一日が潰される、哀れな政宗だった…。
2013/01/26(Sat) 19:46
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◆年始
政宗:伯父御!参ったぞ!!
義光:政宗ぇ!良く来たなぁ!
政宗:これは土産の鮭づくし弁当じゃ、最上の皆で召し上がられよ!
義光:這剥づくし!?///おお、美味そうじゃねぇかぁ!!
政宗:儂が腕によりをかけて作ったのじゃ、当然よ!!
伯父御、これからもよしなに頼む。
義光:美人な上に料理上手な甥っ子を持って俺は鼻が高いぜVv
応よ、これからも親戚同士、助け合って行こうぜぇ!
政宗:有り難い言葉じゃ、我が家中の者達も泣いて喜ぶであろう。
ははははは♪ははははは♪+
秀綱:秤スこの和気あいあい気持ち悪っ。
小十郎:平和で良いではないですか…気持ち悪いですけど。
政宗:伯父御〜♪ゴロゴロニャ〜))
義光:愛い奴愛い奴ぅ〜Vv
秀綱:うわ、さぶイボ立って来た。
小十郎:立って来ましたね、凄絶に。しかしそんな殿もお可愛らしい。
秀綱:柏e(?)バカ全開!!
義光:しっかし政宗ぇ〜お前がこんなにしおらしいなんて、何か魂胆でもあるんじゃねぇかぁ??///))ナデナデ
政宗:魂胆などとは人聞きの悪い、儂はただ尊敬する伯父御と仲良うしたいだけなのじゃ///))ゴロゴロ
秀綱:うわ〜、いよいよ気色悪い。
小十郎:尊敬する伯父なんて言葉、殿の口から初めて聞きました。
義光:ははは、可愛い奴めVv
よしよし、何か欲しいモンねーか?
政宗:キラッ++
欲しい物…そうじゃな〜敢えて言うなら現金が欲しいのじゃ))ゴロロロ///
義光:現金?
政宗:名馬が十頭買えるぐらいの金が欲しいのじゃ〜///
秀綱:這蝿トの定タカリだ!!!
小十郎:ふふふ…やはり殿はこうでなくては+
秀綱:薄梠ォ気!?
政宗:伯父御〜Vv
義光:なんだ、そういう事かぁ!現金な奴め!
流石に馬十頭分は無理だが…なら可愛い甥っ子の為に祝儀はずんでやっかぁ!
政宗:伯父御〜))ゴロゴロゴロロロ///
義光:どれ待ってろよ……って、、あれ?
政宗:どうしたのじゃ?))ゴロゴロ///
義光:あ、、悪ィ。そういやこの前家臣達に大盤振る舞いしたら手持ちがほとんどなくなっちまったんだった。
政宗:ゴロ……買sタッ、
義光:ん??
政宗:チッ!(*●皿´*)=3
義光:舌打ち!?!?
政宗:帰る!時間の無駄じゃったわ。
小十郎、馬を曳けぇ!!
小十郎:御意。
義光:オイィ!!金目当て露骨過ぎんだろォ!!!
政宗:黙れ!!!金を寄越さぬ親戚など、ただの野良狐じゃ!!!
義光:這拍カを返すように!!
何だよ寂しいだろーが、芋こ汁ぐらい食って帰ぇれよ!!むしろ泊まれ!!!
政宗:厭じゃ馬鹿め!!儂はこれから明日の朝餉の仕込みがあるのじゃ!!
小十郎:私も殿の爪のお手入れという重大任務があるので早々に帰宅しなければなりません。
義光:そんな事で!?お前らさっきまで思いっきりヒマそうだったじゃねーかぁ!!!
政宗:貴様と違って忙しいのじゃ!儂は大根を刻んで刻んで刻みまくるのじゃ!!
小十郎:そうです。私も殿を磨いて磨いて揉みまくるのです+
義光:てめーのはただのセクハラだろーが!!
って、言ってる間に去って行くんじゃねェェー!!=3
ヒヒーン!パカラッ=3パカラッ=3=3=3
義光:待てコ゛ラてめーらあぁー!!這(°□°;)
新年早々、我が儘な可愛い甥っ子に振り回されまくる義光伯父であった。
2013/01/09(Wed) 21:59
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◆鬼姫のお願い
義姫:兄上…お願いがあるの。
義光:何だぁ?愛しい妹よ♪
義姫:私の可愛い政宗に、この包みを渡して来てくれないかしら。
義光:ん?
義姫:あの子この前三太苦労酢の捜索に失敗してから、意気消沈してるのよ。だからせめて私から贈り物をと思って。
義光:於義よ、お前は何と心優しい母親だぁ!政宗の奴が羨ましいぜ!
だが於義よ、贈り物ならお前から渡した方が喜ぶんじゃねぇか?
義姫:それが、前に手料理をご馳走した時に政宗が体調不良を訴えて以来、私は側近達に阻まれてなかなか近寄らせて貰えないの。
酷い話だわ…ちょっと味付けを間違えちゃっただけじゃない。
義光:はっはっは、於義は案外ドジっ子だなぁ!そんな所も可愛いぜ、よし分かった俺に任せろぉ!
義姫:ありがとう兄上。あ、それからもう一つ、贈り物は気づかれないようにそっと政宗の枕元に置いて来てね。
義光:箔易度高っ!
が…これも可愛い妹のためだ、行くぞぉ秀綱ぁ!!
秀綱:這狽ヲえーっ、私もですか!?あの家に関わるとろくな事ないじゃないですか、断って下さいよ!!
義光:俺が妹の頼みを断った事があるかぁ!?つべこべ言わず行くぞぉ!!
秀綱:伯凾セあぁー!!
義姫:ふふふふ…
〜〜〜〜〜
秀綱:と、抵抗したのにとうとうここまで連れて来られてしまった…。
義光:済んじまった事をうるせぇぞぉ!!
秀綱:しっ!殿、静にして下さい!今は敵城の天井裏に潜入中なんですから!
義光:そうだったな…お、ちょうどこんな所に節穴が。
どれどれ、可愛い甥っ子はいるかな?
秀綱:だいたい政宗の居室はこの辺りだと思うのですが。
義光:お…いるいる。っていうか、何か人数うじゃうじゃいるぜぇ。此処は広間だなぁ。
秀綱:殿、私にも見せて下さい。
義光:しょうがねぇなぁ。
ミシ、))
小十郎:狽メくっ、
秀綱:どれどれ…ん?
ギラッ++
秀綱:這買qイッ!?
義光:どうしたぁ秀綱?
秀綱:鬼が…鬼が〜っ!鬼と目が合いました!!
義光:片倉かぁ?いくらアイツでも、まさかこんな小さな穴から分かるワケねーだろぉ。
秀綱:いいえ!間違いありません。逃げましょう、今すぐに!!
義光:落ち着けぇ、きっと気のせい…
買~シミシッ、
義光:あん?何の音だぁ?
ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…、
秀綱:ガタガタ))
奴です…絶対に奴です。ゆっくり近づいて来る音が妙に怖い!
義光:しーっ、静かに伏せてろぉ…ん??
この臭い…火縄か!?
秀綱:と、殿…足音が止みました。
義光:な、何ぃ…!!
チカッ+
這買pアンッ!!
政宗:狽ムくっ!
何じゃ?今何か銃声がしなかったか?
成実:さあな、どっかで猟でもしてるんじゃねーか?
綱元:そうですよ、例えば狐狩り…とかね。
政宗:にしては音が近かったような。
綱元:気のせいですよwさあ宴の続きをしましょう+
政宗:…う、うむ。
ほの暗い疑惑を胸に隠したまま、政宗は宴会を続けるのだった。
後に席に戻って来た小十郎の手に握られていた風呂敷包みの中身を見て、後に政宗が悲鳴を上げたというのはまた別のお話…。
2012/12/30(Sun) 21:55
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◆傅役家出未遂事件
小十郎:姉上…私は伊達家を出奔しようと思います。
喜多:突然どうしたのです?理由を言ってご覧なさい。
小十郎:戦国乱世に生まれた男の一人として、小十郎は全国を旅し己の腕を存分に振るってみとうございます+
喜多:…小十郎。
そなたがどうしてもと言うなら姉も止め立てできませぬが、、
で、本当の所は?
小十郎:姉上にはお見通しですか。実は昨夜若に言われたのです……ワナワナ…))
もう私と一緒に風呂に入るのは厭だと!!
若が…あの可愛い私の若がーっ!!!ジタバタ=3=3
喜多:落ち着きなさい小十郎、若君もそういうお年頃なのですよ。
小十郎:それだけじゃありません!同じ布団で眠るのも、一日千回のハグも、チューもスリスリも一切禁止だと仰有るのですよ!!!?
喜多:落ち着きなさい小十郎、大体それが普通です。
けどそれお前には致命傷ね。
小十郎:そうですよ。これから先、ずっと若をハグ出来ないなんて事になったら……素直に死ねと言われた方がマシです!!姉上!介錯して下さい!!!ガバッ
喜多:小十郎、取り乱してはなりません。
…若君の御前ですよ。
小十郎:え…、
買Wャリッ…
政宗:ハァ……ハァ…=3
捜したぞ小十郎!!突然伊達を出奔するなどと…何故じゃ!!
小十郎:若、止めないで下さい。若はご立派になられた…若にはもう私の力は必要ないのです。私が居なくとも、伊達家には他に優秀な方々が沢山居ます。私はこれから武者修行の旅に
政宗:駄目じゃ!!
小十郎:若…?
政宗:他の誰かでは駄目じゃ!!
伊達家には数多の人材あれども、儂には小十郎、貴様しか居らぬ!家中に貴様の才を妬む者も多く居ろうが、そんなもの儂が蹴散らしてくれる!!
じゃから小十郎、これからもずっと儂の側に居れ!!
小十郎:若…ジーン…
政宗:…小十郎〜くぅ〜ん…ウルウル++
小十郎:きゅんVv
若…若のお気持ち、この小十郎痛い程に分かりました。
政宗:なれば…!!
小十郎:しかしながら、私には存念がございます。
政宗:よし、何なりと申してみよ。
小十郎:お聞き届け頂けますか?
政宗:無論じゃ!
小十郎:本当に…?きっとお聞き届け下さいますか??絶対に二言はございませんか???
政宗:むろ……いや、そこまで念を押されたら気になるではないか…。
小十郎:では私は旅に))
政宗:待てェェ!!!///
分かった!二言はない!
小十郎:誠ですか?
政宗:う…うむ…。
小十郎:では、日に二千回バグしても宜しいですね?スリスリしても宜しいですね??
政宗:え…、
小十郎:お風呂もお召し換えも全て小十郎にお任せ下さいますね??お床は勿論一緒ですね!?=3
政宗:あの
小十郎:いついかなる時も自由に接吻し、またモフって宜しいワケですね!?
政宗:…えーと…
小十郎:……分かっております、所詮私は若に近従するなどおこがましい身分の者。後事は綱元殿に託し一人で旅に…イジイジ))
政宗:…っ…分かったのじゃ!!好きに仕えよ!わ‥儂の右目は貴様しか居らぬわ!!///
小十郎:わ、若ッッ…!!買Kバッ=3
///スリスリスリスリスリスリVvVv
政宗:ふわっ///=3
小十郎:ぎゅ〜っVv
政宗:狽ョえっ…;
喜多:小十郎お前若の反抗期に拗ねてただけ…いえ、むしろこれは労働条件をつり上げる為の策謀…
小十郎:はい?何のことですか姉上?
さあ若、参りますよ♪けろり+
政宗:うぎゅ…=3参るって何処へ?
小十郎:決まっています、此処まで駆けて来たのですから汗もかかれた事でしょう。これからお風呂で洗って差し上げましょうね?隅々まで+
政宗:え、、狽ス、助けよ喜多ー!!
傅役の背中に担がれながら、政宗は早くも先の決断を後悔していたという。
2012/12/22(Sat) 12:31
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