無双的駄文
□※織女惜別/兼政
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「兼続…兼続…止めっ…」
後ろを犯されながら耳朶を愛撫され、政宗は切なさに啜り泣いた。
「厭…いやじゃ…もう……」
犯され続けた体は火のように熱を持ち、とうに限界を超えていた。
「っ…ぃあぁぁぁー!!」
「ふ…また達したのか?」
低く笑いながら、兼続は尚も深い注挿を繰り返す。
「厭じゃ…っ…ぃやぁーっ」
達したばかりの部位を強く擦られ、政宗は狂わんばかりに泣き叫ぶ。
「止めよ…もう…っ…もう…無理じゃ…っ」
「ならば私と別れないと言え…そうすれば次で止めて遣ろう」
腰を蠢かせながら恥も外聞も無く乱れる政宗に、兼続は今日何度目かの問い掛けをした。
が、その度焦点の合わぬ政宗の瞳が、俄かに正気の光を宿す。
「ひっ…く…っぅ…」
悦楽の涙を流し唇を噛み締めながらも、政宗は再度その首を横に振った。
「強情者め」
「っ…あぁぁぁ!!」
言葉と同時に、激しく腰を揺さぶられる。
「…ゃ…ん…くあぁっ…!!」
苛烈な責めに意識を飛ばしそうになれば、更なる責めの衝撃で引き戻された。
「政宗」
「いぁぁ…っ」
「政宗、政宗…」
「っ…!!あぁぁぁ」
狂気のように繰り返される注挿と言葉。
最奥を突かれ引き戻され、体内の痼りを押し潰された瞬間、遂に政宗の意識は白く弾け飛んだ。