main
□秋だから
2ﾍﾟｰｼﾞ/4ﾍﾟｰｼﾞ
俺は、晃を持ち上げてこちらを向かせると、脚を跨ぐように座らせた。
「…！！な、何でこんななってんだよ…」
「へ…？」
晃の視線の先を見ると、ズボンの中でパンパンに膨れ上がっているであろう俺の股間が晃のそれに当たっていた。
「晃がエロいから勃っちゃった」
「なっ！？」
「だからちゃんと責任とれよ？」
「何言って…っ！！…ぁっ、やめ…っ」
服の裾から手を入れ、キメの細かい肌を撫で回す。
感度の良い晃は、それだけで頬を染め、ビクビクと華奢な身体を踊らせる。
(可愛い…)
晃はセックスが嫌いらしい。
何でも、頭が真っ白になって訳が分からなくなるのが嫌みたいだ。
理性が邪魔してなかなか素直にならないが、一度乱れてしまえば、確かにセックスしてる時の晃はかなりエロい。
「やっ、やだってば…健悟！」
拒絶の言葉を発しているけど、多分もう抵抗することは出来ないだろう。
気持ち良くなると、力が入らなくなるらしい。
「ぁっ、ぁっ、そこ嫌、ぁ…」
乳首を指の腹で押し潰すように捏ね回すと、一際高い声が上がる。
晃の弱点だ。
俺は、晃のズボンの前を寛げると、下着の中に手を忍ばせ、小振りなペニスにそぉっと触れた。
「ふぁっ、あぁ…ん、やだぁっ」
まだ乳首しか触っていないというのに、しっかりと立ち上がったペニスは、先端から蜜を溢れさせていた。
「あっ、ダメっ、ぁっ、アァ―――ッ！！」
緩急つけて扱いてやると、俺の手中に欲を放ち、呆気なくイッてしまった。
「服、脱がすぞ」
「えっ、こんなに明るいのに、や…っ」
もう何度もセックスしているというのに、裸を見られるのが恥ずかしいのか、いつも耳まで真っ赤にして拒否する。
その初々しい反応が逆に俺を煽ってるって、分からないのかなぁ。
「やっ、見るな…」
小柄な晃の動きを封じるのは簡単だ。
手際よく服を剥いていくと、白い肌が晒される。
羞恥でほんのり桜色に上気していて、本当にエロい。俺は思わず、生唾を飲み込む。
「スゲー綺麗だよ」
耳元で低く囁くと、身体がビクリと反応する。
(あー、可愛すぎ…)
「ね、舐めて？」
俺は、晃の目の前に指をかざす。
その指で何をされるか分かった晃は、頬を染め、首を横に振る。
けど、そんなことお構い無しだ。
晃の小さな口に指を突っ込むと、舌を撫でたり歯列をなぞったりしながら唾液を絡めていく。
「んっ…ふぁっ、や…っ」
充分濡れた所で引き抜くと、唾液が糸になって晃の口端を伝う。
俺は、その唾液を舐め取ると、そのまま唇を塞いだ。
「んっ、は…ぁんっ」
晃は咥内も敏感だ。
舌をなぞり強く吸うと、身体を支えられないのか、俺の胸元にしがみついてくる。
こうなればこっちのもんだ。
俺は、濡れた指を今度は晃の下の口に突っ込んだ。
「アァンッ！！」