木村 涼平

□叶わぬ恋
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貴女に出会って
恋や愛という言葉に無縁な私が
恋をしました

叶わぬ恋だと知ったけど
貴女を想う気持ちは
持ち続けていいですよ・・ね








及川さん
貴女を初めて見たのは天王寺さんと及川さんが追いかけていた事件の時ではないんです
その数日前に食堂のメニューで悩む姿を見たのが、実は初めて
一生懸命な姿が微笑ましかった


今では事件が起きる度に及川さんと解決の糸口を見つける日々
たわいもない話もできるくらいになって、今まで以上に毎日が楽しい

不謹慎だけど事件が及川さんを僕の元へ連れてきてくれる

でも今日は頼まれた調査が出来上がったと連絡を入れたが席にいなかった
急いでいたようだからと直接持って行く事にした
確か今日は昼休みは2課にいると言ってたはず

出来上がった資料を持って特命2課に向かう

その途中、及川さんの姿を見つけた

「お疲れ様です及川さん」

『・・・お疲れ様です』

「元気がないですね」

『そそ・・そんな事・・』

言い当てられた事に驚きとまどったのか及川さんは少し動揺していた
それが僕には可愛くて
まるで小動物みたいで愛らしかった
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