天王寺 豊
□Birthday memory
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俺・・・
こんなに幸せでええんやろか?
夢やないよな?
痛てててっ!
痛ったぁ〜・・強くつねりすぎたわ
大好きな彼女の麻奈が俺の誕生日を祝ってくれるなんて
幸せ過ぎるやろ!
『豊?もう少し待ってね?』
「おう!」
キッチンから聞こえる包丁の音が更に幸せを倍増させてくれる
と共にこの幸せ感を我慢できなくて後ろから麻奈を抱きしめる
『もう!料理ができないよ!初めて豊の誕生日プレゼントに料理してるんだからっ!』
口を尖らせた可愛い麻奈の唇にキスをする
「しゃ〜ない、我慢します」
再度唇にキスをおとすと俺は少し渋々とリビングのソファーに腰をかける
(初めてか・・・まぁ祝ってもらうんは初めてやけど去年はある意味・・)
テレビのリモコンを手にしながら俺はついさっきの思い出した事を再び思い起こした