Lovers Collection
□SOUL LOVE
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それから数日私は後藤さんとみゆちゃんと彼女の専属SPの一柳さんと打ち合わせを重ねた。
その度・・・後藤さんが気になって仕方なかった。
「及川さん。本当にすみません・・・こんなこと」
みゆちゃんの通う大学。
「大丈夫。私こう見えて柔道は黒帯なんだよ」
「凄い!!・・・じゃあ海司と同じですね」
「秋月さんは私達の間ではカリスマだよ!次元が違うから!!」
みゆちゃんと秋月さんは幼馴染なんだとか・・・。
「及川。みゆの代わりとはいえ、気をつけろよ?」
一柳さんがちょっと偉そうな感じで言う。
(ほんと、この感じ・・・花井さんを見てるみたい)
「なんだよ、見とれんなよ」
「は・・・はぁっ?」
確かに一瞬見惚れたけど・・・なんだ、この人は!!
「もうっ!昴さん!・・・及川さん、気にしないでくださいね?」
みゆちゃんがフォローする。
私は隣の後藤さんを見る。
・・・なんだか難しい顔してる。
でも不思議と嫌じゃない。
「あの・・・よろしくお願いします」
「・・・ああ・・・」
「後藤。講義が終わったらそのまま、みゆのアパートに向かってくれ」
「わかった」
「後藤さんも及川さんも怪我しないでくださいね」
「ああ」