Sexual case

□FILE13
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「あ、麻奈ちゃんなんですがさっき1課の糸井課長と徳田さんに連れ出されたんです」

「は?また何かしでかしたのか?」

「また1課の手伝い?」

「アイツはよく1課に絡まれるよな」

「いじめがいがありますからね、1課も隅におけませんね」

皆言いたいことを言って笑い合う
なんだかんだと麻奈ちゃんは好かれてるんだよね

「1課は誰かに頼まれてたみたいですよ?」

「誰かに?」

「はい…そんな感じでした」

皆が頭を悩ませる所に部屋のドアがノックされる

「お疲れ様です。花井さん先日の強盗事件の鑑識結果です」

「ああ。連絡くれたら取りに行くのに…木村悪いな」

「いえ…別の課にも用がありましたので。そう言えば及川さんどうかされたんですか?」

「どうかって?」

「1課の方々に連れられて上層部の階に行ってましたから」

「上層部?」

不思議がる僕達の横で、修介さんと克之さんが顔を見合わせて難しい顔つきをする
いや、難しいというより少し青ざめたようにも見える

「…京橋さん、まさか」

「浅野さん…私も同じことを思っていました」

「なんや2人とも?」

「何か心当たりがあるのか?」

「ボスに連絡を!私達の考えが正しければ」

「及川が危険かも」

その言葉に僕は急いでボスに連絡を入れた
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