短編

□微遠距離恋愛
1ページ/4ページ


「花鈴、荷物持つよ」




俺は見た。




大好きな彼女に、男が仲良さそうにしている。





黒髪で、声は低くない。


多分身長は、俺とほとんど変わらない(か、ほんのちょっと低い)。



いたって普通。


むしろ地味。




花鈴が持っていたプリントの束を抱えて歩いている。





なんだろう、この感情。




初めて感じた。





胸の中がグルグルというか、モヤモヤというか・・・





気分が悪い。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ