氷の中に眠ってる少女の前に少女と似た1人の綺麗な男がいた
"ミミティ…"
"早く、目覚めてくれ"
あの時から我は永い眠りについていた
あのことがなければ
あんなことがなければ
兄様が人間嫌いにも…ならなかった
我のせい、だよね
ごめんね兄様
―――
――
―
『……寝れない』
眠ろうとしたけど、あのことが頭に浮かんで
眠れなかった
そっと、この部屋から外に抜け出した
抜け出して、屋根の上に座った
あー…流れ星
「そこで何をしている」
あ、さっきの
『赤…だるま』
「お、俺はだるまではなァアァアいッ!!!」
『うるさ、いよ…我は主の名を、知ら…ない』
目付き悪いね、この赤色
思いっきり睨まれてるや
「そ、そうか…それはすまなかったな」
『…いや、いい…よ』
「俺の名はギロロ」
へぇ、ぴったりな名前だね!
「ところで、貴様は何をしていたんだ?」
『貴…、さまじゃ…ない…ミミティだよ』
「おう、」
そういえば、悪かったといいながら我の隣に座った
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