ファフナー小説

□絆
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「っ…うぅ…!ぐぁっ…」

時折酷い同化現象の発作に苦しむ一騎…

一騎は発作が起こる時は誰にも見られたくなく、部屋に閉じこもったりして隠れていた


「っ…俺は…まだ…っ…はぁ…っはぁ…」

しばらくして激しい頭痛や痛みは治まる


「はぁ…はぁ…行かなきゃ…」


今日はアルヴィスでパイロットと戦闘指揮官との会議がある。
エースパイロットである一騎が欠席するわけにはいかない


鉛のように重たく感じる身体に鞭を打つようにして一騎はアルヴィスに向かった







*****

「以上で今日の会議は終了する。解散」

会議が終わり一斉に背伸びや肩を慣らしたりするパイロット達。総士は報告をしにCDCに向かった

「一騎君、今日どうしたの?顔色が真っ青だよ?」
「ん?大丈夫だ…ちょっと体調が優れないだけだ。」


真矢は心配そうに一騎を見つめている

「少し寝不足なだけだから。じゃあ俺この後ちょっと用事あるから…またな?」

真矢を安心させるために一騎は嘘をつき立ち上ち部屋を出た




おかしいな…
クラクラする…
真っ直ぐ歩けない…
息が苦しい…


「はぁ…っ…うっ」


ガクッ…!

手を床に付かな
ければならない位酷い発作が急に起こる



「じゃあ総士、あたしこっちだから」
「わかった。じゃあまた後でな?乙姫」


総士!?…っ…ダメだ…こんな所…見せられない……だけど…っ


ドサッ…


「一騎…?総士…!一騎が…!」

乙姫が倒れてる一騎を発見し、近くにいた総士に伝えた
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