短編

□中忍試験
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二回目の中忍試験です。



***



怖かった。

今年の中忍試験も、怖かった。










何がって?



サスケが。



戦いたくて仕方ないサスケ。

自分の強さを試したいサスケ。

我愛羅に勝ちたいサスケ。



余計な戦いに巻き込まれたら最悪だ。とにかく止めるのに苦労した。
「優先順位を考えろ。試験クリアしなかったら負けだ。一生下忍だ。負け犬だ」
何かしらプライドに引っ掛かりそうな言葉で誘導。ついでに私とサクラを守ってもらう。

てゆーかサスケを狙ってくる奴らが多い。マジで多い。うちはだからか、前回の試験のせいか。とにかく多い。
それらの相手をするサスケの目は、喜々として輝いていた。

イタチ兄さん、何とかして。










あー…



サクラが強い。

サスケではなく、女子二人を狙ってきたクソ野郎。弱者から狙うのは当たり前。作戦としては正しい。

とっさに逃げた私が見たのは、戦うサスケに頬を染めながら、どこぞの下忍を殴り飛ばしたサクラ。










く…





紅班に戻りたい。



***



こんな感じでどうでしょう?

 

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