その他
□Kiss
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「うーん、わからん。考えた事、なかった。」
「そっかぁ…そうだよね。変な事聞いちゃってごめんね、エアリス。」
最近ようやく幼なじみから彼氏彼女の関係に発展した私とクラウド。
彼を追いかけて大学に入学したら、彼の友人のザックスとエアリスとも親しくなり、特にエアリスとは何でも話す仲にまでなった。
彼女のお陰でクラウドとも付き合えたけれども、まだキス止まりでそれさえも私から、という情けない感じとなっていた。
たまたま図書館脇の木陰でザックスとエアリスがキスしている所を見てしまったということもあり、いつもどちらが先に行動を起こすのか聞いたところ、余り考えた事がないと言われた。
エアリスとザックス、いいなぁ。
ザックスは背も高いから、より一層エアリスが可愛くみえるし。
私とクラウドは……
そこまで考えていた私は、エアリスの呼びかけで我にかえる。
「だいじょぶ?あまり比べるの、良くないよ?いっぱいあるよ、クラウドだけの良いところ。」
頷いたちょうどその時にクラウドが呼びに来たため、お礼を行って午後の授業に向かった。