小説

□二度寝
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夢をみた。


……あれ、でもどんな夢だったっけ。
景色はぼんやりと覚えているんだけど…

まぁ、どうでもいいや。
今何時だ?
………5時58分か。
あと30分くらいで起きて、仕事に行かないといけない。
このまま起きていようか。

そう思った瞬間頭の中にシルエットが浮かんだ。

「…………そうだ、あいつが出てきたんだ…」

少しの沈黙。
小さな舌打ち。

その後もう一度布団の中に潜り込む。

「……眠いからってだけだからな…。」

布団をかぶりながら、
言い訳しながら、
あいつのことを考えながら、
眠る。眠る。眠る。



――…もう一度出会えますように。






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