ソウルイーター長編夢
□魂の共鳴と所有権?
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外へ出た私たちは、椿ちゃんを武器にかえ、構えているブラックスターと向き合った。
マカやソウル、キッド・リズ・パティは遠方から観戦している。
今までまともに武器として人に使われたことがない私は、博士と波長を合わせることに集中していた。
「大丈夫、そんなに緊張しないで。なかなか柔軟でいい魂だ、すぐに慣れますよ。」
(はい、有難う御座います)
「いくぞ、ブラックスター。」
「オッシァァア!」
声と同時にブラックスターが切り込んでくる。
刃物のぶつかりあう金属音が響いた。
博士は私の左爪を使い忍者刀を受け止め、右の爪で攻撃に出る。
ブラックスターはそれを避けたが、博士は私の鎖を後ろから前にまわし、ブラックスターの足を絡め取った。
「っな!?」
「魂威!!」
もろにくらったブラックスターは地面に叩きつけられた。
「ってぇ・・!椿!モード手裏剣!」
(はい!)
椿の姿が忍者刀から手裏剣へと変わっていく。
「レイラ、いきますよ。」
(分かりました!)
「(魂の共鳴!!)」
意識を集中して共鳴率を上げていく。
私と博士の魂が膨れ上がる、そこに目掛けて手裏剣と化した椿が飛んでくる。
私の鉄爪は共鳴の効果で長く大きく、そして鉄の刃は光の刃へと姿を変えていた。
(博士、このまま手裏剣に向かって刃を振り切ってください!)
「ふむ、了解。」