コナン&まじ快
□Happy Valentine
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「あんたがよく話してる三人は全滅な訳?じゃあその作ったチョコどうすんのよ」
「え?勿論全部あげるけど?」
「栞、園子が言いたいのは大量に作ってる友チョコのトリュフじゃなくて、本命用のフォンダンショコラの行方の事よ」
なるほど・・・
友チョコ用のトリュフと違ってフォンダンショコラは1個しか作ってない。
なんとも焦りが出てくると言葉が浮かんでこなくなるから困る。
園子が怖い、誰か助けて・・・!
「・・・黙秘権を」
「却下!」
「栞、言っちゃいなさいよ!」
何故か蘭まで手を止めて迫ってくる。
いや無理ですって!ほんと女の子はこういうトーク好きだな!?
本当なら渡す相手を言うくらいなら問題ないのだけど、相手が相手なだけに言うわけにいかない状況だ。
タラタラと汗をかきながら口をつぐんでいると、蘭から助け舟が!
「もー、ほんと栞ってこういう話題苦手よね」
「ハイ、スミマセン」
「しょーがないわねぇ、じゃあもう聞かないけどもし上手くいったら報告すんのよ!?」
「・・・善処しますっ」
なんとかこの場を切り抜けられた、蘭にはほんと感謝だ。
その後は学校の話などわいわいしながら作業をすすめ、仕上がったチョコ菓子は上出来だった。
さて、あとは14日を待つだけだ、喜んでくれるかな・・・
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