・モノクロ 

□二人っきり。
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人間は

何か秘めている物が一つある


千「あ、にっしー!」

実「今日もカッコいい!」


千「◎も声掛けに行こうよ!」


『え、私はいいや』

実「もー!いつもそう!」

千「まぁまぁ、じゃぁ行ってくるね!」



遠くから見ていると

実彩子は西島君の腕を組んでいた


それを見ると反射的に

教室に戻ってしまう自分が居た


─────

理科室での移動教室の途中

メガネを置いてきた事に気づいて

教室に戻った




『、わっ』

「だーれだ」




『西島君、』

「ふふっ、

そういえば嫉妬してたでしょ?」



『してないよ』

「しててくれたら嬉しいな」



ほら、またこの笑顔に狂わされる



『もう戻るから、どいて』


ドアを塞いでいる腕を

どけた瞬間、その腕で抱きしめられた




『ちょ、嫌だ』

「皆授業中だから」


『たか、』



「あ、たかって呼んだ。

学校では呼ばないって言ってたのに」



『!・・・いじめるのやめて』


「じゃぁキスしてくれたらやめる」



『キスじゃ終わらないでしょうが』

「ちゃんと終わらせるから」




『・・・目瞑って』

「はぁい」



まつ毛、長いなぁなんて

無知な事を考えて

唇を重ねる



そうするとやっぱり

お決まりのように舌が入ってきて


頭が真っ白になるまで

酔わされる。



『ん、っはぁ』

「キス上手くなったね」



『なんでそういう事

さらっと言えるのかな』


「照れてる?可愛い」



そう言いながら

耳元を舐め始めた



『ん/た、かっ/』

「すぐ終わる、」



弱いの知ってるのに

わざと楽しんでやってくる


皆の前では清純な王子様。

私の前ではドSな彼氏。




「もっと欲しいって顔してるけど」

『してない、』



「また家に帰ったら、ね」

『今日は寝ます』


「寝させないぞ?」

『嫌、寝ます、寝たい。』


「先にベッド入ってやる」

『まず、たかの部屋行かないから』




「は、ちょ!ダメでしょ

俺と◎との愛の

確かめ合いが出来なくなるでしょ!」



『今したでしょ』

「足らないって!まじで!」



『・・・んふふ』

「え、なんで笑ってんの?

ねぇ、何?新しい愛情表現?」


『皆来るから、じゃぁね』



「(くっそ、笑顔可愛いから許す)」













ちょっとギャグっぽい裏。←





end









 

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